青天の霹靂です
ここにきて問題発生です。
経緯から・・・。
娘は1年生の頃から地元のスポ少と道場を2つ併用しています。その際に双方の指導者(団長先生と館長先生)に話を通し、了解を得ています。
スポ少の方はスポ少登録があり、道場連盟には加入していない。
道場の方はスポ少登録はなく、道場連盟にも登録がない状態でした。
もちろんどちらにも月謝を払い、イベント行事、大会にも参加してきました。2団体の話し合いで「大会でこの2団体が出場する場合はスポ少で出る」という取り決めもあります。どちらの先生も「自由にやったらいい。トラブルだけは避ければ何も問題ないし応援している。」と言っていただきました。
そして、娘が4年生・5年生の時に県チャンピオンになりスポ少の間では名前が知れるようになってきました。6年生になった時に娘が「道連の大会に出てみたい」と道場の館長先生いいました。じゃあ県予選まであと半年みっちり稽古しよう。今のままでは出せない。この数か月であなたが変わったら考えます。と言っていただき、必死に頑張ってきました。そしてやっとの思いで館長先生からのGOが出て、道場が道場連盟に登録していただき、県予選に出る事が決まりました。
そこで見事優勝をして全国大会に切符を手にしました。
スポ少でもみんなから「おめでとう!」とねぎらいの言葉をかけて頂きました。
その後も今まで通り、道場とスポ少で稽古を続け、今まで通り、スポ少の行事である市の合同稽古に参加しました。全国に向けてまた頑張ろうとしていた矢先・・・。
市のスポ少の剣道部会のトップから呼び出しがありました。
内容は
・スポ少と道場の併用は暗黙の了解で禁止されている。
・道場の門下生として優勝したのにスポ少の選手として合同稽古に参加しているというクレームが入った。
もう目の前が真っ白になりました。
そもそも、こういう問題が起こらない様に市や県のスポ少に相談をし確認も取りました。更には道場連盟の市の支部長にも今の現状を話し、問題ないか確認を取り了承を得て大会に出場しています。
それが・・・大会が終わってからクレームが入り、再度確認したら併用は暗黙の了解で良くない。所属を一本化しなさいということでした。
スポ少を選ぶか道場を選ぶか?
スポ少を選んだ場合は道連の全国大会辞退してもらう。
道場を選んだ場合は全国大会は問題ないが、今までスポ少で出ていた大会は出れない。
もう涙しか出ませんでした。
子どものこと考えてます?大人の都合じゃないか!道連全国大会辞退?ふざけんな!
子供の芽を摘む選択肢しかないじゃないか!なにが人間形成の道だ、心身の育成だ!
何だ暗黙の了解って!どこにも記載がないじゃないか!だから再度こっちは確認したんだ!大丈夫って言ったじゃないか!
その話し合いの場は気が動転し、冷静な判断が出来ず、何も話さず、持ち帰らせてください。と口にするのが精一杯でした。
帰りのその足でK道場のK先生へ連絡を入れ、嫁さんとも合流しました。
その時に私が事前に確認連絡をした市の道場連盟の支部長から連絡があり、謝罪はないものの救済案を提示してくれました。
娘さんが今まで通り試合にも参加出来て、全国も行ける方法としてまず、スポ少を辞めて道場に所属します。そして館長先生とお話をし道場をスポ少登録をしてもらいます。
登録期限は過ぎていますが私が間に入り、必ず通します。そうすれば今年度娘さんは今まで通り試合に出れます。昇級審査も受けれます。全国大会も出れます。
結局、スポ少を辞めるという子供につらい選択をさすわけですよ・・・。
娘はスポ少の先生や仲間が大好きです。7年間も通った団です。そこを辞めるという・・・しかも大人の理由で・・・。
まだ娘には報告していません。K先生と嫁で話し合った結果はもちろん娘の意思を尊重して行こう。という事になりました。
どちらにせよ剣道を続ければ、いばらの道になりました。周りから向けられる目も厳しくなります。
もう・・・、ほんとにしんどい。
全国まであと100日
7月に入って一発目の週末。
土曜日
県外にてK道場での試合
会場到着時に防具一式忘れる娘。
もう、丸腰で行け!というわけにもいかず高速ぶっ飛ばして見事間に合いました。
隣の県で良かったです。そんな奴が勝てるわけもなく、不甲斐ない試合結果となりました。県チャンピオンの男の子に2本負け。勝てる相手に一本負け。
試合内容は散々でしたが目的は結果ではありません。K先生に見てもらう事です。
その結果今後の課題が浮き彫りになりました。
「駆け引き」
今までの娘はほとんど駆け引きなしに試合に挑んでいました。これからは相手を動かし自分が最高の面を打てる状況に持っていく事です。難しいですがここを考えて稽古しましょう。あとは淡々と試合をしている印象。メリハリがなく作るのが遅い。
ここも意識しましょう。普段から言っている「作って入る」を心がけましょう。
日曜日
県外でスポ少として試合
昨日の今日で「駆け引き」を意識さすことは困難なので何も言わず、思い切って試合をしなさいとだけ伝えて挑みました。
結果は3回戦負けでした。
結果はどうであれ、三所避けが多い。左手が上がった状態で打って行く。正しい剣道の真逆。それで3回戦の強い道場の子にやられました。ここに関しては雷を落としました。
また、展開が遅い。淡々と試合している。それが娘ちゃんの良いところではあるんですが要所要所でも抜ける所が目立つので縁を切らない。別れの際に先に攻め込む不十分な打ちの後は次に切り替える。などキレのある試合をやってもらいます。
今回はじめて試合後に泣きましたね。いつも泣くのは車中なんですが。初めて団員の子の前での涙。弱さを見せることが出来ました。いいんですよ。
3人制で2本目負け、2本勝ちで回ってきて大将勝負です。相手は誰もが知る有名道場S。娘は1本取られて、取り返して、最後やられました。最後に取られたのは本人も「イケる」と思って挑んだそうです。小手に来ると思い小手返し面に行ってところ、小手面で先に面を乗られました。わたしも取り返せるかなぁと思っていましたが・・・
「賭け」に出るのではなく「駆け引き」です。
小手に来ると思い・・・ではなく「小手を誘う、小手を打たす」そこで小手返し面をうてるのが駆け引きです。
まぁ、良いでしょう。たくさん負けてたくさん泣いてください。
この先はあなた次第です。
私もこれからの稽古は一緒にします。基本稽古から試合稽古まで子ども達と一緒にします。未熟ですが子ども達の手本となるよう動きを一緒にしながら見て感じて体感して学んでもらいます。
全国に向けて課題が見つかりました。しばらくはスポ少関連の行事はストップをかけてK道場でひたすら稽古していきます。
やるぞ!この涙を無駄にするな。
さぁ、剣道楽しみましょう。
月末6
さぁ、もうすぐ6月も終わり7月です。だんだんと暑くなってきており夏到来ですね。
そうなると稽古にも変化があります。稽古時間です。さすがに面を付けてぶっ通しで稽古できません。休憩を取りながらになりますが、私個人的には極力面を外したくないんです。気持ちが切れるから・・・。
体育館はただでさえ熱が籠りやすく暑いです。巨大扇風機1台ではどうにもなりません。去年も室温36℃湿度70%でしたからね。
こんな中、面を付けて稽古したら倒れます。・・・が去年はしましたね!
稽古時間は45分が素振りや足さばき、後45分が面を付けて稽古でした。打ち込みや掛かり稽古は控えめに基礎を忠実に守って基本打ちをしました。
私も一緒に稽古する事で子ども達の状況が分かります。危険な場合はすぐ辞めます。
夏は稽古量が一気に落ちます。暑いし、気が乗らない、休憩時間が多いためです。
この時に周りとどれだけ差を付けれるか!少し根性論も入っている気がしますが、差を付けるにはこの時期です。受験と剣道は夏休みが勝負。
巨大扇風機もう1台とスポットクーラー購入してくれないかなぁ~
来月も5・6月に比べれば比較的試合や練成会は少ないので、まずは暑さに身体をならすことが大事で7月の暑い日でも短期集中で質の高い稽古が出来るようにしていきましょう。
7月に入ると早速試合が入っています。何と奇跡的にK道場で出場するのです!
監督にはK先生!私は審判で行きます。
K先生の気まぐれなのか?何なのか?
とにかくK道場として試合に出るのは年に1回あるかないなので、噛み締めながら挑んでいきましょう。娘には持ているモノをすべて出してK先生に見てもらいなさい。とだけ伝えます。勝つとか負けるはどうでもいいです。とにかく全力を出す。それを見たK先生がきっとあなたに足りない部分をこの先の稽古で補ってくれます。
とにかく頑張りましょう。暑くなる時期をしっかり乗り越えましょう!
さぁ、剣道楽しみましょう。
肌感覚
最近はK道場ではひたすら素振りをしています。3人の中学生が飛び入りで1日だけ参加しました。中学から始めて剣道歴3年目です。
この素振り後に足が動かなくなっており、掌のマメがつぶれて痛々しかったです。
それ位竹刀を振ります。初めて参加する人は衝撃を受けます。
ちなみにB君が初めてこの素振りを体験した時は一瞬逃げたい気持ちになったそうです。B君父ちゃんも「この素振りを見て決心した」と言っていました。
何がすごいって正面でK先生はもちろん、他の先生方も一緒に振ります。先生方と向き合っての素振りです。K先生が見ている。少しでもサボるとすぐ見つかってしまう。
また、K先生のスピードに合わさなければなりません。振り遅れると一人だけ取り残されます。なので必死に振る。常に見られている緊張感。
途中小休憩を入れながら40分間振り続けます。
昨日見た娘の掌は感動ものでした。こんな掌の子、見たことありません。こういう子が本当に強くなって欲しい。
K先生曰く、この環境が一番適しているとの事です。
一人素振りはよっぽどの覚悟がないと小学生には出来ない。自分に負けるし、途中でやめることが出来る。適当に振ってしまう。これが関の山。
皆で振ると数は振れるし、先生も振ると辞めることが出来ない。正面で振ることで子ども達の気が抜けない。
誰かに見られている。誰かが一緒に振ってくれる。
これが数が振れる素振りのやり方だそうです。
確かにその通りです。
しっかり振り込んでいきましょう。必ず剣道も変わってきます。振りが速くなると剣道での距離、時間感覚が変わってきます。=間合いやタイミングも変わってきて剣道が一新していきます。
最近見た動画や強い子は小学生時代に「1日OOO本振っていた。」と言っています。
この時期、しっかり振り込むことは大事です。頑張れ娘ちゃん!
最近剣道の同級生F君と話す機会がありました。コイツもかなりの剣道バカで息子(中2)も強いです。剣道談義に花が咲きました。
「試合で蹲踞して立ち上がって数秒で勝てる・負けるが分かる」
これは見る側にはよく聞く話です。私もあります。試合を見ていて初立ちで「こっちが勝つなぁ~」みたいなことはあります。
でも今回は子ども目線での話です。
初対戦の相手で蹲踞から立ち上がって初立ちで「これイケる!」と思えるかどうか・・・。イケると思えたら自分主導権で試合が出来る。
じゃあこの「イケる」と判断する材料は何か?という話になりました。
面白いですね~F君。確かに私も小学生の頃、試合中に「やりにくいなぁ~」とか「こいつ強いな!」とか「こいつイケる。」と思う事はありました。
それを分析しようとするところ、やっぱりF君剣道バカですね。
子ども目線で考えるところなんて、素晴らしいですね。確かにこの発想は面白い。
私も必死に考えてみました・・・2人で「これだろ!いや違う!こっちだ!それならこうだろ!」と熱くなりながら語った結果、正解ではないと思いますがいくつかの答えが出ました。
・剣先が死なない(手元が上がらない)
・振りの速さ
・動かされている感覚がある
まだまだあると思いますが、かなり集約しました。足さばきや応じ技がうまい等は「動かされてる感覚がある」に属します。全部避けられる躱されるは「剣先が死なない」に属します。・・・・など
みなさんも経験ないですか?小学生の頃の試合で「初立ちでイケる!」と思った瞬間?
その判断材料教えてください。
馬鹿みたいに盛り上がりましたが、結構大事なことです。指導していく上で必須な事項かもしれません。
さぁ、ドンドン稽古していきましょう。私との相面、私とのかかり稽古、私との打ち込み、私との地稽古・・・。
本当にH弟、娘ちゃんは強くなって欲しい!強くなって剣道でご褒美を手にしてほしい。私もやります。何が何でも強くしてやる!
さぁ、剣道楽しみましょう。
ランナーズハイ
娘の右足の捻挫も治り、いつもの踵痛だけです。
そろそろ本格的な稽古を開始しましょう。
構えから攻め、打ちを一つ一つ確認しながらやっていきましょう。すぐにバッと打てないのは構えが出来ていない。左手の握りや位置を固定できるように普段の稽古から意識します。試合になるとどうしても位置が下がったり、握り直しがあったりします。その為自分が出たい時に出れない。左足も同じです。踏ん張っておく!打つ瞬間に踏ん張るのでは遅い。攻めの時に上から乗る意識で攻める。上体は楽に下半身に力を入れる。
この状態を癖付けます。まだまだ甘い。稽古で基本打ちの時に出来ても試合で出来ないというが多々ありますので基本打ち、技練、地稽古全てにおいて出来ているか確認してきます。
とにかく本番までやれることはやっていきます。娘も稽古日を増やして挑むようです。
ガムシャラにやっていきます。そうなると気を付けないといけないのが「怪我」です。
しっかりサポートしながら4ヵ月突っ走っていきます。
もう娘は私の常識の枠を超えています。私は小学生の頃全国大会に出る事が目標でした。出場を決めてからは周りからチヤホヤされて、天狗になって、全国の実力に打ちのめされて帰ってきました。別に悔しいという感情はありませんでした。
だってゴールが出場だったんですから。
娘は全国で勝っていく。その為に稽古日を増やす。
ゴール地点が違うだけでここまで変わってきます。きっと結果も変わってきます。
もぅしっかり応援するしかありません。全国の結果がどうであれ、それまでの経過が素晴らしいです。そりゃあ本番でいい成績が付いてくれば最高ですが、仮に初戦や2回戦で敗退でも、得るものは大きいと思います。
どっちに転んでもプラスしかない素晴らしい状況。
その為にも残りの4か月はみんなで一緒に乗り越えていきましょう。
全国は県大会とレベルが違います。娘より稽古している子、意識が高い子、狙っている子はたくさんいます。どうせやるならトップです。てっぺんです。
そんなの絶対無理!とは思いません。同じ6年生の女の子です。
稽古もしてる。やる気もある。あなたの想いや今後の行動がそのまま結果に出ると思います。本番まで集中を切らさず一緒に走りましょう。
さぁ、剣道楽しみましょう。
スタートライン
全国大会まであと4か月。
この期間で何とか仕上げていきましょう。
K先生も全国大会に向けて稽古をしてくれます。
この間には都道府県の選手選考などもありますが剣道に全振りしてもいいのかなと思います。剣道中心の生活。
4年生の頃から意識し始めた「全国」やっと念願叶いました。出場することをゴールにするのではなく「全国」で勝っていく事を目標にしましょう。
今週は安静週間です。右足の捻挫と左足の土踏まず痛を治していきましょう。
とはいえ、K道場では踏み込みをしないのでひたすら素振りです。K道場の素振りは本当にキツイ!!本数ではなく時間です。K先生が止め!というまで振り続ける。大体20分ぐらいでしょうか?ひたすら竹刀を振ります。もちろん正面でK先生も振っていますし、見られています。気の抜けない素振りを20分・・・。
それを2セット・・・。面を付けた方が楽だと思うぐらいの素振りです。
実はこれが大事なんです。
もう高学年ぐらいになるとここまで徹底して素振りしなくなるんです。面を付けての稽古がメインになります。通常稽古でそこまで素振りに時間を費やせない。それなら試合稽古や技稽古などの技術面を強化します。
けど、この時期に素振りに時間を費やすことで竹刀の振れ方が変わってくる。打ち切れるようになります。要は面打ちのレベルの上がってきます。スピードやキレなどです。
もう一皮むけたい娘には必要な工程です。
竹刀を振っていけば絶対に変わってきます。面を付けての稽古では得られないものがあります。ただただ黙々と素振りをするのはしんどいですが、やってもらいましょう。
全国で結果を残したい娘と、それに向けて稽古をしてくれるK先生、そしてサポートする家族とで三位一体となって挑みましょう。
一応道連の県予選の試合結果ですが、一回戦が事実上の決勝でした。3分で勝敗つかず延長2分を要しました。2.3回戦は問題なく面で2本勝ち。
準決勝は先に一本取られましたがきっちり2本取り返しました。ただこの相手が一本取って待ち剣にならなかったのが良かったです。勝ち逃げされたら危なかったです。
それでも取り返せるという事は実力的に勝っていた証拠かなと思います。
で、決勝は30秒で決着。本人も一番楽だったとのこと。
実力的には問題ないと思っていましたが、試合は何が起きるか分からない。という点と今回は初の道連加入で新参者としての試合、諸事情により団から審判も出せず、監督も不在という状況。で不利な立場だったという点から、無事優勝できてほっとしています。
まだまだここからです。やっとスタートラインに立っただけです。
本番に向けて後悔の無いようにやりましょう!かかってこい全国!
さぁ、剣道楽しみましょう。
結果発表~
さぁ、結果報告です。
まずは都道府県対抗の選考会(2回目)はリーグ1位通過。
そして翌日道場連盟の全国個人戦の県予選は見事優勝。
娘と目指した今年度の3大全国大会(都道府県対抗・道連・スポ少)を制覇する目標、とりあえず1つ目達成しました。
本当によく頑張りました。お疲れ様です。そしておめでとうと、ありがとうです。
正直完全アウェイという状況でよく結果を残せたと思います。
もう何度も言いますが「ここからです!」
まだまだ強くなって行けます。出場することが目標でなく、全国で勝って行くことが目標です。K先生も「全国大会に向けて一層、稽古しないとね。付いてこれる?」と娘に不敵な笑みを浮かべて聞いていました。娘も即答で「はい!」と答えていました。
素敵な師弟関係だなと思います。
それにしても、満身創痍のなかよく頑張りました。とりあえずは身体を休めて、足首の捻挫や踵痛などだましだましでやってきたところを十分に休めて万全の状態に戻そうと思います。酷使してきた分、しっかり身体を回復させればと思います。
娘ちゃんにはもう2変化ぐらいしてほしいです。今回の優勝で一皮むけるきっかけや沼からの脱出の第一歩になってくれればいいですが・・・。
今年度は一家総出で剣道に全振りしていく覚悟です。
後悔の無いよう、笑って最終学年が過ごせるようにしたいですね。
さぁ、剣道楽しみましょう。