小さな目に見える成長、キターーーッ
いやー不思議ですね。あれだけできなかったことが出来るようになる。やっぱり身体と頭の一致は関係してきますね。つい最近までの娘は面打ちが「相手の面に竹刀が落ちて打っている」ようでした。失速というか竹刀が下に降りて打っている感じです。何度も打ち方を教え、手取り足取り指導してきました。もっと体を前に出して剣先が前に伸びていく感じ。竹刀が落ちて打つのではなく、竹刀が前に伸びて打っていく感じ。
何度も何度も口酸っぱく教えて娘に確認を取りますが「分かった」との事。でやってみると出来ない・・・何度も注意するので娘も「知ってるって!」とご立腹です。
それでもできない。娘はもちろん真剣です。自分ではやっているのですが・・・出来ないというジレンマで泣きそうになっているので毎回そうなると休憩を挟みます。そんな日がここ数か月続いていました。
それが・・・ここ最近出来ている。何か特別なことをしたわけでもなく、誰かにコツを教えてもらったわけでもなく、娘が秘密で特訓したわけでもない。
それなのに急に出来ている。あれだけできなかったのに・・・・
これが頭と身体が一致する。という事でしょうか?要は発育学です。以前も書いたスキャモンの発育曲線です。なんだかこの現象を目撃しました。あれっ!出来てるやん!ってな具合です。頭で考えてイメージしたことに身体を使って表現できるようになった。
プレゴールデンエイジ期に突入か!?とちょっと期待しています。
もしかしたらいつものたまたまか?次の日には出来てない。って、やつかもしれませんね。あまり期待せずにやっていきます。まぁでも出来ないことが出来るってやっている本人も教えているほうもうれしいですよね。
娘ちゃんに「出来てるやん!なんで!?すごいなぁ」と褒めると、この上ないどや顔!
うれしかったんでしょう!いいことです。
多分こういうことの積み重ねで上達していくんでしょうね。
そしてH君弟にもありました。今までの面打ちはその場で打っている感じでした。全然飛距離がない。前に行けていなかったんですが、最近はしっかり身体が前に出ている。やっていることや教えていることは一緒なのに急に出来るようになる。
いやぁ子どもの身体って不思議ですね。
出来る事は素直に褒めて、出来ない事は怒るのではなく「見守る」ことが大事ですね。私自身も子供の頃、嫌でした。「なんで出来ないんだ!」「全然違う!」「この通りにやれ!」
「やってるわ!」とずっと心の中で思いながら稽古していました。でもなんだかんだ、高学年になったら自然と出来ていました。こういうことだったんですかね?
そうなると大変ですよね。いいイメージを植え付けなくてはなりません。ここで重要なのは良質の剣道を見るということです。良いものを知って、どんどんイメージを作り上げてくださいよ。
さぁ、剣道楽しみましょう。