分析
現在の娘は
「面返し胴の強化」と「3.4の竹刀になれる」をやっています。
後者は無難にクリアできそうですし、前者はあともう少しなので時間の問題かなと思います。
新しい課題を遂行します。
「止まったところから面が打てる」です。
娘が優勝できなかった試合を見返すと相面で負けた原因として
1.「身長差」
2.「1歩入ってから打った」
がありました。
1はどうしようもありません。自分より身長の高い子には相面では乗られるよ。相面で勝ちたかったら同時に打つと負けるので先に仕掛けるか、崩したところを打つかにしなさい。と理解させます。
2は改善できます。「攻めて打つ=一歩入って打つ」と誤認しているようでそこの意識をまず変えてもらいます。
教え方としては一足一刀の間より少し遠い間合いから止まって打てる状態を保つ。
そこから右足を徐々に前に出し左足はそのまま。相手が来たところ(面を打ちに来るもしくは間合いを詰めてくる)で打つ。
この練習を繰り返ししていきます。
一歩入って一足一刀の間になったときには相手が先に動いていました。
自分が打てる間合いは相手も打てる間合いであることを理解させて相手を動かすことを考えて剣道するように伝えます。
まだ2年生には早いように思いますが・・・要は刷り込みです。
この時期から何となく知識として知っておくと後に「このことか!」と一致することができます。
まずはすぐ打てる足を作る練習(両サイドに元立ちを立たせ交互にひたすら技を打て行く)※左足の踏ん張りをすぐ作れるか確認しながら。
その後は面打ち→実践打ち(試合を想定した状況)
今課題として挙げている「面返し胴」「止まってからの面」と、ある程度できるようになってきた「フェイント引き面」「出小手」。あと「面から小手」を教えていく予定です。それを組み立てて試合が出来るようにまですれば3年生の間は十分かなと思います。
実際に打てるかどうかは実践次第です。どんどん試合などで技を出していくように応援していきます。
後は「引き胴」(※脚力が付いてきてから)と「面からの小手」の強化と「すり上げ面の裏と表」を4年生までに習得できればと思っています。これだけ技の引き出しがあれば十分だし、多分本人も迷うと思います。どの技を打とうか・・・技を知っておく必要があります。ここから得意な技を吟味していけばいいです。
確かに4年生の個人戦を見てきて(決勝戦)圧倒的に有効打突になっている技は「面」です。(相面や出頭面)次が面返し胴その次が引き胴です。
結局難しい技はあまり使っていない印象ですが・・・よく見てみると試合の組み立てに使ってるんですよね。
ある全国区の大会の決勝戦では始めの合図でいきなり裏払い面を打って行きます。つばぜり合いになり引き胴を狙います。間合いが切れたら面からの小手を繰り出します。
どれも決めにいっている様子ではないんですよね。
要は「相手を探る」ために打って行っている。スキを探ったり、癖やタイミングを見計っているんですよね。
特に個人戦では負けたら終わりなので慎重になります。初めての相手に始めの合図で思い切って面を飛び込んでいく勇気はなかなかありません。
自分の面が通用するのか相手を探り、確認する必要があります。
そのためにもいろんな技を知って、繰り出しながら組み立てていく必要があります。
難しそうだし、この理論が正解かどうか定かではありませんが・・・何となくですが娘の試合を見ていて今は「面一辺倒」ですが、これが小手や面返し胴を組み込んで試合を組み立てていけばよい方向に向かうんじゃないかと期待しています。
楽しみです。娘が楽しく剣道をして正しい剣道を身に付けてもらうよう努力します。その先に「勝利」が付いてくれば言うことないですね。
毎日学童で剣道をしている絵を描いて持って帰ってくれます。その横には「またけんどういっしょにしようね♡」とメッセージが添えられています。
キツイことを言ったり、練習で泣かせたりしていますが、いつも娘には感謝とリスペクトを抱いています。一緒に楽しく剣道をしましょう。お互い頑張ろう!
さぁ、剣道楽しみましょう。