「5年生の壁に対する指導方法の壁」
なんだかんだ順風満帆な剣道人生が送れるわけないんですね・・・。何かしらの分岐点が存在します。娘は「踵痛」「ライバル」「早い面」という壁が立ちはだかりました。
大体は「気持ち」や「反復稽古」でクリアしてきましたが、もう高学年になると壁の内容も高度です。
「合気」「間合い」「溜め」といった実戦での「反復」を要したり、感覚での取得になるためクリアするのに時間が掛かるわけです。
今まさに、この壁にぶち当たっているようです。
私自身も今まではとにかく稽古稽古で何度も繰り返して体に覚え込ますようにと指導してきましたが今回のはそういうわけにはいきません。
かといって、ほったらかしにもできず・・・。とにかく負けてもメンタルが折れない様に向上心の火は絶やさないようにしていますし、出来る限りのアドバイスはしていこうと思います。
7月はほぼほぼ稽古三昧です。この7月で少し成長してくれればと思います。娘自身が稽古を志願していますのでやる気はあるようです。
今は「左手をしっかりさす」「腰から打っていける」「溜め」「合気」「相手と剣道を作る」・・・と課題が盛りだくさんです。
今度K先生からアドバイスをもらおうおと考えています。
周りは「5年生の頃は勝てないんだよ~やっぱり高学年に上がると違うみたいよ!」
「でも6年生になると勝てるようになるから・・・。今が我慢の時だね」
とか言われます。よく言われます。
そんな事は知っていて、子どもからしたら何もわからずただ1年過ごすのが気持ち悪いんです。
勝てなくなる原因は明確です。「合気」「溜め」「間合い」です。
これをしっかり伝え、1年掛かるところを半年ぐらいにしたいじゃないですか!
なのでしばらくは私が面を付けて稽古をし事細かく実況しながら指導稽古をしていこうと思います。「今のが合気だよ!」「今こっちが先に合気を作ったから打たれたんだよ」「今のはわざとこっちが合気を作るふりをして、あなたに面を打たせたんだよ。そこを狙って面返し胴を打ったよ」「そこで我慢しておきなさい」など稽古中にうっとーしいですが、まずは分かってもらう事が大事です。なのでどんどん実況中継していきます。
私なりに出来る事は何でもしていきます。私には指導力はありませんので思いついたことは何でもやってみる。・・・・これは私自身が「5年生の壁に対する指導方法の壁」にぶち当たってるんですな!!よし!3人の為にも乗り越えるぞ。
さぁ、日曜日は県外に出稽古です。何試合か試合をしてくれるようなのでしっかり課題を持たせて取り組ませます。
やはり指導の技量が足りていませんね・・・。子ども達には申し訳ないです・・・。
でも、ここで指導者が折れたら子供たちの指針が無くなってしまいます。私自身がしっかりしておかないと周りが迷います。
無能は無能なりになんとか学習します。
「5年生の壁」は私に対する試練だったんですね。
さぁ、剣道楽しみましょう。