おもしろ剣道Tシャツ

写真と動画じゃあ足りなくて記憶も曖昧になりそうでじゃあいっそのこと文字で残すのもいいかなと。ただ活字の羅列も見るに耐えるし・・・で、じゃあ全部網羅する術はブログかなと思い始めました。ですが、結局文字の羅列になってしまったようです。この度記録していくのは剣道です。親子で頑張っています。同じ境遇の人、剣道経験者どなたでも結構ですので暇つぶし程度に閲覧ください。剣道って正解あるようでないじゃないですか?指導にしても剣道スタイルにしても・・・まあこのブログで何問かの剣道の「正解」が出せたらいいかなと思います。

神様

もぅ・・・

 

本当に・・・。

 

私の中で、子ども達に剣道の指導している最中は「K先生」はこの世にいないという設定になっています。というのも・・・。同じ指導者としてレべチだし、同じ土俵にいるのも申し訳ないという思いから、K先生の存在を一定時間消しています。

 

私が教えている事の根源はほとんどがK先生の言葉の引用です。特訓稽古も実は子供たちの稽古ではなくて、私の指導者としての稽古なんです。・・・あぁ、言ってしまった・・。

こういうと子供たちを実験台にしているように解釈も出来ますが、そうではありません!私自身、K先生の剣道と指導力に惚れ込み少しでもK先生のように・・・。私も子供たちも成長出来たらという考えです。

 

なんで今回はこんなにK先生推しなのか?

では今から書いていきます。

 

ここ最近練成会や出稽古で負け越しが続き、明らかに勝てなくなってきた娘。原因は分かっているがたくさんありすぎる。昔のような剣道が出来なくなっている不安感から焦る私と娘。ただそれでも稽古だけは続けようと出口の見えないトンネルを走り続ける日々。不安で仕方なかったんですよね。

 

そんなある日、練成会の前日のK道場の稽古の日

子ども達と稽古した後、娘がK先生と指導稽古をし、その後珍しく私とも稽古をしていただきました。そして稽古終わりに・・・。

 

「明日練成会だろ?娘ちゃんに1つだけ言いなさい。(上から乗って作って○○してから打ちなさい)もうこれだけでいいから!」と言われました。

※○○は企業秘密

私自身、え!?と思いましたが・・・娘にそのまま伝えました。やり方をK先生に教わった通り伝えました。

娘はK先生信者なので言われたことを素直に確認していました。

 

いざ当日、練成会先には猛者が2名いるという情報です。5年生の県チャンピオンと6年生女子の市チャンピオンらしいです。

娘はトータル6試合ぐらいしかできませんでしたが・・・・。

4勝2分

 

あれ?

 

壁にぶち当たって、勝てないんじゃ・・・。

 

K先生のアドバイスを忠実に守ればこの通り!娘の4年生の頃(しっかりとした面が打てていて負ける感じがしなかった頃)を見ている様でした。

上体で打ちに行く「く」の字の面、合気ができていない、あと10センチ足りない・・・今まで悩んでいたことがすべてクリア出来ている!もうどういうことなんですか!

練成会終わりに慌ててK先生に連絡しましたよ!

「先生!バンバン勝てるんですけど?」

「でしょうね。」

「なんでなんですか?」

「出来る事をやれば娘ちゃんはそう簡単には負けないよ」

「また詳しく教えてください。明日稽古に行きます!」

「お待ちしております」

ってな具合でした。

5年生の県チャンピオンにも2試合して1勝1分、6年生女子チャンピオンにも1本とって取り返されて引き分け。後は全て2本勝ち。

向こうの先生方からもお褒めの言葉を頂いたり、我が団長先生からも褒めて頂きました。何よりうちの奥さんが珍しく娘をべた褒め!久しぶりに娘の試合を楽しく見れた!と言っていました。私自身もとにかくびっくりしました。もう、今までの練成会で負け越していたのがウソのような剣道。

 

家に帰っても、何度も動画を見てK先生に言われたことを確認し、一本取られた場面は確かに言われたことが出来ていなかったんです。

娘も「今日の試合なんか楽しかった」と言っていました。また「なんかちょっとわかった気がする」と感覚を得たようです。

些細なことなんですが我が家からしたら大きな収穫になり、その夜は興奮して寝れないぐらいでした。

それぐらい私は悩んでいたということですね。

 

一夜明け、娘とK道場に稽古に行きました。

K先生に細かく○○の部分を聞き、前日に娘と稽古をして○○が出来るかどうか確認していたというのです。

もう、何者なんですか?K先生?私との指導力に天と地以上の差が存在します。

ちなみに娘の試合の動画は一切見ていません。練成会ではなく今の今まで娘の試合を見たのは審判で来ていた大会で遠くのコートで試合をしている娘を数試合見ただけです。

1年生から5年生まででK先生が娘の試合を見たのはその数試合だけ!

稽古をみたらどこで負けて、どこで勝っているかは分かる。とのことです。

何で悩んで、何が足りないかまで分かるそうです。いや、実際本当に分かっています。

そしてピンポイントで的確に指導してくれて、劇的に変わる。

 

こんな屁理屈なへそ曲がりな私が無条件で惚れ込む理由が分かってくれたでしょうか!

 

こんな質問もしました。

「K先生、なんで○○をもっと早く教えてくれなかったんですか?」

「負けることも剣道人生で絶対的に必要。思い通りにいかない事があるというのを知る必要がある。だからすぐは教えなかった。でもこの前の稽古で娘ちゃんとお前の心が折れそうだったから教えた」

稽古でそんなことまで分かるんですよ。

 

もっともっと娘が強くなるアドバイスをもらおうとしましたが、そこはムシが良すぎるし、何も考えないのはよくないと思い、また思い詰まったときにはアドバイスをください。と伝えました。

 

最後にとっておきの質問をしました。

「これで娘ちゃんは5年生の壁乗り越えましたか?」

「まだやな。壁に手が掛かったぐらいかな。この先はさらに攻め勝つという部分が出てくるから。まぁ、それは6年生やな。今は今回のアドバイスを守りながら試合経験積んでいけば(この状態なら勝てる)が感覚的に分かってくるから、その感覚を自分で作れたらお前の言う5年生の壁とやらはクリアできるんじゃない?」

 

 

K先生と自分を比べ自分が経験値、指導力全てにおいて遥か下方にいることに悲しくなりましたが、何としてもこのひとの知識を少しでも吸収したいと思いました。そしてその知識を3人に・・・また愚息にも伝えていこうと思いましたね。

 

最高の指導者「K先生」

そういや1年前に同じような状況がありました。

スポ少交流大会の前日でした。K道場に稽古に行き、稽古終わりに不安をK先生に伝えました。その時にK先生は「じゃあ明日は娘ちゃんに上から乗って攻める!」これだけ伝えな。とアドバイスを頂きました。

その結果ALL面で優勝。

 

 

ここぞという時には的確な助言を頂ける。そして最高の形に導いていただける。

剣道界の神様ですか?

 

この先、娘の剣道で悩んだらまずは自分で考えて、最終はK先生に、いや神様に相談していこうと思います。何卒宜しくお願い致します。

 

なんとか今走っている暗いトンネルの先に明かりが見えてきたようです。

 

 

さぁ、剣道楽しみましょう。