4年生の剣道
娘も晴れて4年生になりました!!おめでとう!!何だかあっという間です!この間入学式があったような感じなんですけど・・・
さぁ、以前のブログで「もうすぐ4年生になるので4年生の剣道をしてもらいます」と書きましたが、その定義とは何ぞや!?ということを書きたいと思います。
それは「精神面と技術面のレベルが一定まで達する。」
これが4年生です。3年生までは稽古をするだけで問題ないのですし、試合に負けようがそこまで深刻な問題ではありません。4年生になると稽古では+α自分の意志の元、稽古する事が大事ですし、試合では勝ちにこだわっていく必要があります。要は考えて稽古すること。自分で課題を作り、考えてクリアしていくことが出来るようにならないとこの先は伸び悩みます。そもそもスポ少の全国大会の先鋒の枠は「4年生の男女」と定められています。
3年生まではとにかく稽古に行き、練習をして帰るだけでよかったのですが4年生からは剣道と真摯に向き合うことが求められます。具体的には道具を大切にする。立ち居振る舞い、所作、感謝等です。剣道を武道としてとらえる必要があります。
こんな書き方をすると「固い」ように思われますが確かにそうですね。
大人でも難しい、レベルの高い要求ですが結局、出来るかどうかより、ここをやろうとするかどうかでその子の剣風に現れます。姿勢が良くなったり、相手との駆け引きが出来るようになったり、礼儀が身に付きやすくなります。
では具体的に精神面・技術面の一定の基準を私なりの解釈で希望的観測も含め書きます。
(精神面)
1・低学年の最高学年である自覚
自分より低学年の子の面倒をしっかり見て、リーダーシップを取れるようになる。
自分が下の子のお手本になる。という意識。自分から進んで模範を示せる。
2・自分で判断できる
剣道の礼儀、作法、所作、態度、行動における善悪の区別がつき、周りに流されず善を
自らが示せる。また悪を見過ごさず注意できる。
3・勝負にこだわる。
試合での反省点を自分で考え、そして克服する。
(技術面)
1・縁を切らない
2・体勢が崩れない
3・組み立てが出来て尚且つ相手に対応できる
4・合気や間合いが分かる
5・技が概ね打てる。
少し多いですが、全国大会や強い道場の子はこれらが出来ています。さらに高学年になるとここに「主導権が握れる」や「打突機会を5つ以上理解している」、「技のすべてが一本になる打ちが出来る」が入ってきます。
技術面に関しては今までの稽古を引き続き行い、意識して実施すれば1・2・5はクリアできます。残りの3・4は実戦がものを言います。出稽古や練成会で普段しない相手と剣を交えることで得ることが出来ます。
3年生以下は「足が動いて竹刀が振れる」が絶対条件でした。
こうして項目を羅列さすと大変そうですが、私の指導自体は今と変わりなく、少し娘との対話の時間を増やし稽古していきます。「理解」という部分が非常に大事になってくるためです。今までは「合気」を伝えても??でしたが、もう何となくこのことかなと理解しようとしています。また相手を誘うというのも返し胴の時だけでしたが、いろんな時に使えるなぁ。と分かり始めているようです。なぜ体勢が崩れたらいけないのか、縁を切るとどうなるのか、しっかり教えてあげて知識を付けさそうと思います。
ここが私の言う「剣道は学問」の部分です。
小学生時代の大事な「初心者時期」「4年生」「6年生」の時は指導する側も気を引き締めないといけません。ある先生は4年生までに築き上げたモノが軸になる。と言っていましたし、わたしもそう思います。 このゴールデンエイジ手前のプレゴールデンエイジ期!ここまでで基本や基礎を叩き込む必要があると考えます。
あとは技などはその基礎基本の派生です。ここから試合経験を積んで昇華していってください。
3年前からずっと私の地域のスポ少大会の4年生の部を見ています。2年前の大会の優勝者以外はそこまで驚かされるほどではありませんでした。特別雲の上の存在のような場所ではなかったです。そこで「イケる!!」と踏んでここを目標にやってきました。
4年生の剣道を目指して頑張りましょう!!
まず最初に取り組むのが「考えて稽古する」これが出来れば自ずと成長できます。
さぁ、剣道楽しみましょう。