問1.小学生1・2年生の試合に関して
さあ、私が今まで見てきて間違いないだろうと思う「正解」を1つ。
問・小学1・2年生の試合で優勝する方法は?
こんな問いの答えってあるの?っていうか言っていいの?根拠は?
いろいろ言いたいことはあると思いますが全部すっ飛ばして・・・
答え.「正しい素振り」と「打ち込み」と「追い込み面」をたくさんした子が優勝する。
です。
これは私の情報や主観、実際にしている子などを総合的に判断しました。
1・2年生の試合なんて可愛いのもです。打ち合い?チャンバラ?まだまだ「試合」と呼べる代物ではありません。ただその中でも優勝する子は他とは違うわけで、何が違うか・・・?なんですよ。みんな同じレベルに見えますが実は「差」があるんです。
それが答えに出た3つです。この3つの数をこなしてる子が優勝します。
これは実際にこの方法で「小学生低学年」部門では功績を収めている道場の指導者が仰っていました。
理屈としては
追い込みで「面は前で捉えるもの、逃げる相手をしっかりとらえる足」
打ち込みで「間合い、構えたらすぐに打つ意識」
正しい素振り「1本になる打ちを打てるように」
すみません。簡潔に書きましたが道場の先生はもっと理論的にしっかりと教えて頂いたのですが私自身が忘れてしまいまして・・・
結局は洗脳です。これは「脳」ではなく「体」への洗脳です。
こうしなさい。これが基本ですよ。面は前で捉えるんですよ。足は動かすものなんですよ。この間合いから打つんですよ。・・・と体に覚えさすらしいです。
でも確かに以前紹介したK先輩も「低学年は正しく竹刀振ってる子が強い」とおっしゃっていました。それだけでは勝てんやろ~と素人指導者(私)は思ってしまいます。
が小学生1・2年生の大会で1本になるの確率は圧倒的に「面」」が高いです。
またよく見かけるのが、正しい素振りをしていない子は右手打ちです。正しい素振りをしている子はまっすぐ面を打っています。つまり(せーのっ!)で同時に面を打つと真っすぐ面を打てる子の方が当たります。
また打ち込みで何となく間合いが分かっているので遠くから相手が打った面を抜いて面が打てるんです。
あと持久力も付きます。試合開始に打った100%の面が2分経って打っても、ほぼ100%に近い状態で打てるので打ち負けていないんです。
ちなみに娘が1年生の時に1・2年生大会の個人戦があり120名程度のトーナメント戦でした。娘には1か月前からずっとこの方法で稽古した結果、3位に入賞しました。
私はうれしかったですし、何よりびっくりしたんですよね。まさか娘が・・・というよりやぱりこの3つの稽古って大事やったんや!ということにです。
半ば疑いもありました。もっと実践的な出小手やフェイントを教えたら勝てるんじゃないかと思っていましたが・・・出来ないんですよ。出頭やフェイントって6歳・7歳には難しいんですよね。
さすが尊敬する偉大な先輩方の言うことは間違いないですな。
ただ気を付けないといけないのがあくまでも1・2年生レベルです。3年生になるとこれだけでは勝てません。成長の早い子や賢い子はプレゴールデンエイジという時期に入ります。そう、頭と身体の一致です。考えて剣道してきますので注意してください。
とにかく相手より先に構えて打つ(打ち込み)有効打突部を前で打つ(追い込み)一本になるように打つ(正しい素振り)これだけで十分なんです。
※例外もあります。「年少から剣道をしていて指導者が親」もしくは「年少から始めて親が剣道経験者」などいわゆるスパルタ組・サラブレット組は強いです。またお兄ちゃんお姉ちゃんが剣道している弟、妹組も強いです。
正しい剣道をたくさんしなさい。ということでした。それがこれからの伸びしろを作り、しっかりとした土台を作るのです。これから剣道をしていく子どもには絶対必要です。
さあ、剣道楽しみましょう。