蓄積
今日は娘とスポ少の5年生のHくんと私とH君の父ちゃん4人で秘密特訓の日です。普段は休みですが週一回秘密特訓(楽しく稽古)しようと始めました。
目的は
知識を身に付けること。
修正箇所の確認。
楽しく剣道をする。
この3点に重きを置いてます。なので正しい素振りはこうですよ。面打ちはこうですよ。小手は横からでなく上からですよ。引き技は後ろに下がったらダメですよ。などを基本を教えたり、H君は今剣先が高いので低くしましょう。コツは相手の右手親指に付けましょう。とか、娘には攻めの時に体重(重心)が後ろにあるので真っすぐしておくと面が打ちやすいよ。と伝えながら基本打ちをしています。また追い込み面の最中に話しかけて笑わしたり・・・あの手この手で楽しく稽古をしています。質問や疑問に答えたりもしていて「話が出来る稽古」が魅力です。
子ども達2人も苦痛には感じていないようで安心しました。普通秘密特訓というと特錬のような鬼のような練習を思い浮かべますが・・・
それをすると子供にとって苦痛でしかないんですよ。
楽しく正しく竹刀を振る。・・・これがいいんですよね。
「練習量・質」は「強さ」に比例する。これは間違いないと思っています。練習したからといって次の日に強くなっているかというとそうではないが、確実に蓄積されています。そう思いたいです。サッカーは練習すれば遠くへボールが蹴れるし、野球は練習すればコントロールが良くなります。目に見えて成長が分かります。剣道ってわかりずらいんですよね。だから子どもは不安なんです。「本当に強くなっているのかな?上手に打てているのか?」・・・だから大人がしっかり褒めてやる必要があります。「出来てるよ!」と伝えてやらないといけないのです。伝えることで子どもは安心して次のステージに行くのです。伝えないとその辺をグルグル迂回しながら前へ進めないのです。
指導者のみなさん、親御さん、しっかり伝えましょう。
でも不思議なことに練習を1週間休んで久しぶりに試合練習をして勝っちゃう子っていますよね。ほぼ毎日練習している子からすれば「なんで・・・?」となります。練習しなくても勝てるんや・・・と。
明らかに家で練習するよう子ではなく、どちらかというと剣道嫌いの子が勝っちゃうんですよ。私からしたら謎なんですよね。多分何も考えず力が入っていないから?
でも練習は蓄積されていることを信じて長い目で見ましょう。「ほら、あの子が1週間休んでた時に君は練習したからこれだけ差ができたよ。」という日がきます。
さあ、剣道楽しみましょう。