距離感
昨日は特訓稽古の日でした。やはり3人だけが揃いました。OちゃんやT君は来ませんでした。この差は何かというと「覚悟」です。ここが足りないとわざわざ休みの日に剣道をしようと思いません。H兄弟は午前中に縄跳びをして下半身強化をしたそうで、それから特訓稽古。娘は午前中に道場で稽古をし、それから特訓稽古へ。
もうこの3人は休んでいることが違和感になり、稽古をすることが当たり前の状態になっているんですね。理由はただ一つ「強くなりたい」です。
本当に素晴らしいですよね。なので昨日は楽しく稽古しました。面はつけずに至近距離からボールを投げて竹刀でかわす練習や、縄跳びや、キャッチボールなど剣道を意識して取り組めていました。たまにはこんな日もいいですよね。というかこういう日があるべきです。子ども達もそら、休めるなら休みたいですよ。家でゲームしたいし、こたつで本読んでぼーっとしたいです。でも稽古に来る。この頑張りはほめたたえるべきです。誰もが出来る事ではありません。
最近は本当に出稽古や練成会、試合が全くなく、ひたすら練習をする日ばっかりなのでみんな少しモチベーションが下がってきている感じですね。ここは私やH君父ちゃんが奮起する番ですね。私なら稽古を楽しくしたり、H君父ちゃんはイベントを考えてくれています。そう!ちゃんとしてる子にはこちらもちゃんとします。
さて今回は最近我がスポ少で初心者を指導してくれている先生からLINEがきました。なんでも子供の指導に悩んでいるとの事です。級持ちの1年半の剣道経験がある1年生3人の指導で悪戦苦闘しているようです。私は「そんなに悩み込む案件ではないですよ。みんなそれぞれの指導のやり方があって、どれも正解だと思います。ゆっくりやっていきましょう」と送りました。・・・けどやっぱり難しいですよね。少年指導は。
わたしも指導者として7年目ですが今になって分かったことは
子ども達との「距離感」に配慮して指導するということです。
初心者はとにかく「楽しく」をモットーに、近い距離感で接します。あまり近すぎるとなめられるので、「手を伸ばしたらちょっと届く」ぐらいの距離感で接しています。
そうすると楽しく稽古が出来ますし、話も聞いてくれます。
もう低学年になると、剣道の厳しさや辛さもちょっとずつ教えていかないといけないので子供との距離感を離していきます。
そして高学年はもう手の届かない距離まで離します。なんなら突き放すぐらいがちょうどいいんですよね。そうすると自分で考えて行動するようになります。
これが正解というのはありません。わたしもこのやり方が良いという確信はありません。それぞれのやり方でいいと思います。
この先生のLINEに関してその他の先生方が一斉に返信し、意見交換をしていました。なんだかちゃんと考えて指導してくれているんだなと思いましたね。
子ども達も頑張っている。先生も頑張っている。お父さんお母さんも頑張っている。
我がスポ少も暗黒の時代から抜け出しそうです。
さぁ、剣道楽しみましょう。