ススミダス
何とか気持ちも新たにスタートしました。
ドンドン稽古していきましょう。我がスポ少はコロナ様の影響で2月いっぱいは稽古がありません。自主練ですね。この時期にしっかり竹刀を振った子が伸びるんですけど・・・。まぁ、ここは私の管轄外なので各々の先生方の判断にお任せします。
娘・H弟・B君はみっちり稽古です。週2回私と稽古。週3回K道場でひたすら基本稽古。
週5剣道のペースをしっかり維持していきましょう。
娘の課題はまずはしっかり竹刀を振り、足を動かすということです。なんせ3.6の竹刀を使い始めたんですよね。まだまだ重さを感じているようです。ひたすら振ってください。まさにふりだしに戻ると言ったところでしょうか。
後は打ち込みや掛かり稽古などしんどい稽古に耐えてもらいます。さらには試合などで試合運びを磨いてもらいます。
もちろん娘の主体は「メン」です。ここをどうやって生かすか。組み立てですね。
H弟の課題は「メン」です。身体が前に出る「メン」ですね。今は上体で打ちに行っているので足で打てるように徹底します。またその他の技(出小手・面返し胴)に小手抜き面をプラスします。去年の大会で小手主体で攻めてくる子が意外と多いことに気づいたので出来るようにしておきます。あとは「相手と試合を作る」という感覚を植え付けます。自分本位の剣道では勝てません。「誘う」「崩す」「攻め勝つ」など打つ前の動きを教えていきます。
B君の課題は「正しく打つ」です。これは難しいですね。彼は今まで形が悪く、右手打ちに跳ね足、左足軸が全く出来ていない子でした。週5回の稽古で1年間やり遂げ、何とか修正でき、昇級審査で3級飛びでした。小学生最高級取得確定です。
次はその正しい打ちを試合で出せるようにする。
試合になると今までの癖が出てきます。まだまだ正しい癖に塗り替えれていないんですよね。なのでひたすら正しく打つ打ち込みと掛かり稽古をたくさんしてもらいます。
多分彼が一番しんどい思いをすると思いますが彼も意志は固いです。覚悟が決まっているのでやるでしょう。
やる気もある。やる場所もある。やる仲間がいる。
本戦まで長いようで短いですよ。後悔がないようしっかりやり尽くしましょう。
私も出来るだけ面を付けて一緒に稽古し相面や応じ技などは私が元に立って実施しています。もちろん張って構えるようにも心がけています。
K先生から「元立ちでその子の剣道が変わる」ということを教えて頂きました。娘が身をもって体験しました。K先生や私と張って稽古していると、試合で相手の動きや打ちが見えるというのです。詳しく聞くと「初動」が見えるらしいのです。
そら、大会で一本も打たれないはずです。
これはこの先3人に大事なことです。
そこで初動を狙って打てるかどうか?が次のステージになります。
今はコロナで稽古が出来ない状況のなか、いかにして稽古時間を確保するかが大事です。周りからずるいだの、卑怯だの言われてもやる事が大事です。別に声高らかに「稽古してます」というわけではなく、「こっちはこっちでやることはやっています。」というスタンスです。
というか、狙っている大会があるのに稽古しないでどうするの?と言ったとこでしょうか?
ニュアンスが難しいですよね。
あの子よりも強くなろう。みんながしていない時にやって差をつけよう!という意識ではなく、大会で優勝するならこれぐらいはしておかないと言う資格ないよね。休んでて強くなる?やっておかないと優勝なんて宣言できないだろ?の方の意識です。
私自身、コロナで稽古自粛と言われて、子ども達判断で自粛期間自主練をさせる指導者は無責任だと感じるのです。それなら素振り表や家でのメニューを細かく記載しチェックリストなどを作り管理してあげる必要があると思います。
私の中で時系列があり、この時期にこれはクリアしてほしい。この時期にこの技は完璧に打てるようにしてほしい。などがあるので、教えている子の剣道が見れないという状況は死活問題です。
なので私判断で体育館を抑え常に指導しています。それぐらいしないと間に合わないレベルなのです。コロナで自主練さすのではなく、なんとか一緒に出来る環境を作ってあげるのが指導者だと考えます。・・・少し行き過ぎている感は否めませんが、子ども達の本気にはしっかり応えようとしているだけです。
まだまだ自分で考えて自主練できるだけの技術は備わっていません。一人だとなおさらです。だって素振りやタイヤ打ちが関の山でしょう?
稽古では素振りを500本振ります。すべて本気で振ります。これ家で出来ますか?
何で稽古で出来るかと言うとみんながいるからです。私がいるからです。
家で一人で500本素振りをすると途中抜けます。ダラダラ振って終わりです。もしかしたら途中でやめるんじゃないでしょうか?そんなものです。
大会まで無駄な時間を費やしている場合ではありません。最短最速で仕上げていく必要があります。なので周りから何を言われようが、少し口が悪いですが「優勝したらいいんだろ!?」ぐらいの気持ちで軽くいなしていきます。
2月・3月と実力を付けるならこの期間です。この状況を生かすも殺すも私たち次第です。やることはやって、堂々と各自の「目標」を宣言できるようにしておきましょう。
さぁ、剣道楽しみましょう。