猪突猛進
最近の反省
娘ではなく私です。頭でっかちというか、いのしし年だからか猪突猛進というか・・・視野が狭すぎるんですよね。正しい面打ちを研究し没頭するあまり、周りが見えていなかった。もう少し俯瞰で剣道を見ないといけないですね。
自分で言うのもなんですが研究熱心なのは良いですが1つのことにこだわりすぎて大事なものを無視してしまうという傾向にあります。
それは娘の負けた試合を動画で何回も何回も見て、もう目にスマホが入るんじゃないかってくらい。充電がなくなるくらい見て悪かったところ、良かったところを研究していました。その結果いくつかの答えが出ました。
それからたまたまK先輩(道場の先生)と飲みに行ったとき動画を見てもらいました。このK先生は小学生の試合が大っ嫌いです。理由を書くと長文になってしまうので割愛します。そんなK先生ですがちょうどお酒も入り上機嫌なところをササッと懐に忍び込み「これ見てくださいよ~」と動画を見せました。
そしたら
動画を見て3秒で「この試合、娘ちゃん負けたやろ?」
なぜわかる!!?充電がなくなるくらい見続けて、やっと負けた理由はこれかなと考えていたこの時間をわずか3秒で・・・
私も「なんでわかるんですか?」
K先生「だってしたらダメなことしてるやん。」
私「後ろに下がってるんですか」
K先生「もっと悪いこと」
もう一度改めて開始3秒を見てみる。
あっ!!
左に回っている・・・・・
これです!
でも私は左に回ることについて、ダメなこととは思っていてもそこまで問題視していなかったのですがこれは結構大切なことです。
要するに左に回るということは心と体が一致していない証拠らしいです。気持ちは打ちたいが体が逃げているという心理状態の現れらしいです。気持ちも身体も「打ちたい」と思えばまっすぐもしくは右に動くらしいです。でも確かにそうです。自分自身に置き換えてみても・・・強い子の剣道を見ても。
また左に回ると左足を動かした時点で打てないのです。さらに左に回ると知らず知らずのうちに距離が遠くなるのです。本人の思っている距離と実際の距離に開きが出来て打っても届かない。
私も小学生のころ言われたような記憶があります。「左に回るな!右じゃ~」理由はわからず右に回っていました。当時の先生は「左に動いたら小手が空くだろ」と教えてくれましたが、もっと大切なことがあったんですね。
そんなことも見抜けなかった自分が情けない・・・
もう一つは最近娘には相面の練習をさせています。いつ、どのタイミングで打てばいいかを教えています。
なかなかタイミングって口で説明できないし、子供にはわかりにくいんですよね。
でもある稽古の時にお互いの面打ちをしていた時です。
K先生が「おい!打たす方(元立ち)も必死に構えて打つタイミングを狙えよ。ただボーっと立ってるだけではダメやぞ!自分も打つ気持ちで構えて攻めなさい。」
あっ!!!
タイミングは感覚で覚えるものです。その感覚を養うためには自分も打ってる態勢で相手の技の起こりを見ないといけません。元立ちはその練習ができるんですよね。必死になってタイミングを教えるより元の立ち方を教える方が身に付きます。
頭でっかちになり1つの事象だけを教えていましたが、視野を広げ、落ち着いて考えればもっと効率がよく、大事なことが見えてきます。
焦るな!!
さぁ、剣道楽しみましょう。