近況
さて、最近の娘はというと・・・
相変わらず基本徹底で正しい打ちをひたすら繰り返しています。おかげで切り返しは上手になりました。右足始動を守り稽古に励んでいます。
もうあと1か月で娘が入賞を目標にしている試合です。
私の立場としては「負けても良い!しっかり自分の剣道をしてきなさい」と送り出す一方、「メダルを取らせてやりたい!勝たせてやりたい」というはざまで揺れ動いております。ダメですね。当日はしっかり前者で立ち振る舞おうと思います。
昨日は道場の日でした。普段は基本稽古いかしない道場ですが昨日はめずらしく試合稽古をしていました。多分昇級審査が近いので立ち合いの練習もかねて実施していたんだと思います。そこで娘の剣道をガン見。
最初1分はしっかり構えて相手を見ながらじっくり攻めて剣道していました。まぁいつも通りですな。すると道場の先生が「待つな!自分から攻めたら打っていけ!」と言われ娘も言うとおりにしました。するとどうでしょうか。残りの3分はいつもの娘の剣道と違うんですよね。しっかり面が打ててるんですよ。
なんで?
結局はここの道場では真っすぐ構えて、しっかり攻めて、正しく打つを徹底しています。2時間これのみです。私が見てもすごいなと思おうぐらい正しい剣道を教えてくれます。この打ちを試合で出せるように稽古するんですよね。
最初の娘は相手の出頭を狙おうとしたり、面返し面、出小手など相手が動くのを待ってたんですね。いわゆる「待ち剣」です。それを見抜き、自分から打つように促す。するといつも道場で稽古しているから面が当たるんですよね。注意されてからの娘の剣道は剣風が変わったのかってくらいしっかり構えて、攻めて、打ててたんですよ。目に見える成長です。
なるほど、出頭を教えると相手を見てしまうので「待ち剣」になるんですよね。もともと出小手や面返し胴などはこちらが先に誘って出てきたところを狙うわけでまずは自分から攻めることが必須です。
2年生には相手を見ながら、でも自分から攻めて・・・というのは難しい。危うく娘を「待ち剣スタイル」にするところでした。
まずは自分から攻めて自分から打つ。基本中の基本ですね。再確認しました。
今はスポ少で「パターン稽古」をしてきましたが自分から攻めて自分から打つ練習の方が今は大事ですね。稽古の帰りに娘に聞くと「結構面が当たった!」と喜んでいました。「すごかったなぁ。あの感覚覚えておきなよ。」と伝えました。
ちなみにこの道場の先生はこのブログで何度も登場するK先輩です。
さすがです。見抜く力抜群です。娘がスポ少で練習するようになってからK先輩に頼んで週一回ここで基本を教えてくださいと頼み込んだら快く了承してくれました。
今ではK先輩の道場は休まず行っています。私も・・・。
良い師に巡り合うことが出来て安心しました。なかなか出来ないんですよ。この巡り合いは。
剣道経験者の私からすれば、この人なら任せっきりでも何の不安もなく安心して娘を稽古に送り出せる。申し分ない稽古をつけてくれる。ってこんな最高なことはありません。
だいたいもっとこうしてほしい・・・この練習してほしいと欲というか願望がでます。それが言えずどんどんストレスが溜まり、結果的に不信感を抱くようになる。
そこの団体の責任者の指導方法に任せるべきなんですが・・ダメですね剣道経験者は。
ましてや我が子がいるとなおさらです。
どこかの誰かが「強くなるには良き師に出会うこと」と言っていましたが、確かにその通りだと思います。
さぁあと1か月でどこまで出来るか楽しみです。頑張れ娘!
さぁ、剣道楽しみましょう。