道場の稽古~練成会 自分から打てたのか?
土曜日は道場の稽古でした。相変わらずの徹底した基本打ちでした。
稽古が終わり娘とK先生がボール遊びをしていたのでその場に入り最近の悩みを言いました。
私「最近娘ちゃん自分から打っていけてないよね?」
娘「・・・・うん」
K先生「わかるよ。最近負けるようになったやろ?」
私「そうです。なんか待ち剣というか、自分から打っていかないんですよ」
K先生「見えるからね」
私「・・・・・・・・・・・・・え!どういうことですか?」
ということで問題が解決しそうです。
詳しく聞くと納得の説明でした。要は今までは何も考えず打っていけていたのが出小手や面返し胴の練習をする。間合いを図るようになる・・・そうすると相手を見るようになるわけで、嫌でも見てしまう。そうすると動体視力で相手の動きが見えてしまうんですよね。その恐怖が一番大きく、小学生低学年が最初に当たる壁だそうです。見えなかったのものが見える。見えると反射で避ける。ましてや打ってくるものに応じるわけですから見ないといけない。「怖い」ということです。
私が分析した「実践不足」「視覚的情報量」は間違ってはないがそんなことより「克服」が先だそうです。
今までは見て、打ってくるのに合わせたら入っていたんです。振りが速いだけに先に当たってた。それがだんだん相手が動いてからの反応になれ出して気持ちが前に行かなくなる。前に行くと打たれると感じる。躊躇が生まれる。
これが前に出れず打たれる原因だったのです。
やはり「気持ち」だったんですね。
K先生にどうしたらいいか聞くと・・・
「打たれてもいいから自分から攻めて自分から打ってみなさい。」と言うだけでいい。
とのことでした。
稽古終わりに娘にK先生が「打たれてもいいから自分から打って行けよ。その方が負けないよ」
と暗示をかけてくれました。
さぁ次の日の練成会トータル15試合ぐらいしたのですが10勝3敗2分け。
まずまずの成績です。中には県外の強いチームも入っていましたので上出来です。
何よりK先生との約束を守れました!!素晴らしい!私があれだけ言っても出来なかったのになぜ?負けるのが嫌な娘に「こうしたら負けないよ」と教えることで、じゃあやってみようと思わせるのか?そこは謎ですが多分K先生の方が信頼があるんでしょう・・・親父としてはつらいですが。まぁ結果良かったです。全試合自分から攻めて自分から打っていけていました。スポ少の団長先生も「どうしたんや!変わったな」と違いを感じていました。
こういうことなんですよ。負けたくない打たれたくないは負の感情を生むんです。「前に出て打つ」は、「勝ちたい」と同じ感情(正の感情)なんですよね。 前に出て打つが勝手に気持ちが勝ちたいという思いに変換されるんです。
よかったね娘ちゃん。K先生に良い報告ができますね。
次は「間合いの壁」と「合気の壁」など次々に障害物が出てくるそうです。大変ですが何とかみんなで乗り越えましょう。
今回の練成会は大変収穫がありました。前に出て自分から打つことが勝つことに繋がる、強くなることに繋がるということが娘も分かったようです。
さぁ、剣道楽しみましょう。
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