おもしろ剣道Tシャツ

写真と動画じゃあ足りなくて記憶も曖昧になりそうでじゃあいっそのこと文字で残すのもいいかなと。ただ活字の羅列も見るに耐えるし・・・で、じゃあ全部網羅する術はブログかなと思い始めました。ですが、結局文字の羅列になってしまったようです。この度記録していくのは剣道です。親子で頑張っています。同じ境遇の人、剣道経験者どなたでも結構ですので暇つぶし程度に閲覧ください。剣道って正解あるようでないじゃないですか?指導にしても剣道スタイルにしても・・・まあこのブログで何問かの剣道の「正解」が出せたらいいかなと思います。

映画の番宣

剣道の少年指導って面白いですね。

 

最近K先生に言われたことで「火曜日の自主練習ってどんなことしてるの?」と聞かれたので一通り練習メニューや課題、目的を話しました。

例えば娘ちゃんなら突っ込んで打つ面を治しましょう。背筋を伸ばして視野を広くし、足をしっかり踏み込んで打てるようにする。打ち込みや基本打ちでも常に出来るよう意識しましょう。とかH君なら腕だけで打ちに行っているのを足始動にしましょう。まずは足を出すことを意識しましょう。H君弟ならまずは真っすぐ面が打てるように・・・右手打ちにならないようにチェックしながら打たせたり。

こんな感じで各自の課題に取り組ませています。

 

また試合に勝ちたい3人なので試合中の有効打突箇所を教えてあげる。相面などで勝てるように打ち勝つイメージを植え付けるために合い面連続5本など。またいつでも打てる足を作れるように四方に元立ちを立たせての連続の応じ技など実践に近い稽古もしています。

 

全てを伝えるとK先生から「しっかり稽古してんやね。じゃモノは試しで今度の自主練の時に娘ちゃんとH君試合稽古させてみて。その時に【自由にやれ。負けてもいい。怒らないから。好きなように試合してみな。】と伝えてみて。」と言われました。

 

その意図は?と聞くと「多分面白くなると思う」とのこと。詳細を教えてくれてなるほどなと思いました。昨日の特訓の日に実行しました。

 

ちなみにここ半年で娘はH君に勝っていません。

 

いざ試合開始。

 

するとなんと・・・

 

 

1分の間に2本勝ちです。

 

 

 

面白いものですね。今まで勝てなかった子にまして3学年上の子に勝ってしまう。

その種明かしはこうです。

 

K先生「娘ちゃんは割と運動神経がいい。今は基本の土台を作ってる状態で試合などでも基本を守りながら試合をしている。言い方を変えれば縛りがある中で試合をしている。だから娘ちゃんの運動神経を十分に活かしきれていない。

ここで「怒らないし負けてもいいから好きなように試合してみな」という言葉は娘ちゃんのなかで自由・解放を意味し持ち前の運動神経を十分に使って試合ができるようになる。ましてこれだけ基本基本でやってきたので好きにしてもちゃんと【剣道】の枠の中で出来るようになってる。ただこれでいい結果が出たからと言ってそっちに走ってしまうとダメ。頭打ちになる。いい結果が出ても基本は引き続きせなあかんよ。」とのことです。

 

試合内容はというとまぁまぁチャンバラではなく剣道が出来ていましたが、剣先が高かったり、崩れた状態で間合いを詰めていったり、飛んで面を打ったりという感じでした。

 

結局は今回の2本勝ちの剣道はそのままに修正を施していくようにすればいいのかなと。K先生も基本は大事。運動神経に頼って潰れていった子はたくさんいる。なんで潰れるかというと基本をせずに勝ち負けにこだわったから。もう5年生になると基本を守りつつその中でしっかり自分の身体能力を駆使できる。それまでは正しい剣道を知っておいて、なおかつ実施できるようにしておかないと難しい。」とのことでした。

 

今回勝って娘ちゃんが天狗にならないようにしないといけません。

 

でもたった一言でここまで変わるかってくらいでした。

 

一皮むける途中段階を見せてもらった感じです。映画の番宣みたいな感じですかね。これからも基本を徹底し、覚醒を楽しみにしたいです。本編が楽しみです。

 

 

さぁ、剣道楽しみましょう。