意識付け
金曜日は道場で私の稽古、土曜日は道場で娘の稽古、日曜日は道場で私の稽古でした。道場3DAYS。疲れましたぁ。久しぶりに道場で稽古する娘を見ることが出来ました。
しっかり打てているようでよかったです。まだまだK先生の意図などしっかり完璧に理解するのは難しいですが少しずつクリアしていこう。
明日で9月です。まだまだ暑い日が続いていますね。この調子だと当分基本練習です。ドンドン基礎力付けてください。打ち切れる子が強くなります。
スポ少では気まぐれでタイヤ打ちをします。練習場所が中学校の武道場なのでタイヤ打ち台が置いてあります。普段は見向きもしませんが、ごく稀に練習中にタイヤを設置してタイヤ打ちが始まります。一年に数回程度ですけど・・・まぁただただタイヤを打つだけなんです。打ち方などの指導はなく数を打たすだけです。
道場の子とスポ少の子で、あからさまな違いを見つけました。私も何気なくスポ少の子のタイヤ打ちを見ていたんですが・・・違和感があったんですよね。なんかおかしいな・・・と。で、よく見てみるとタイヤを打った時の竹刀の動きが全然違うんです。
スポ少の子は「相手より先に当てる」ということが意識付いているのでタイヤを打った後に竹刀が跳ね上がり剣先が上に向いています。
道場の子はしっかり「打ち切る」ということが意識付いているのでタイヤを打った後も剣先は先に向いている。跳ね上がることは皆無です。
意識だけで、ここまで差が出るものなのかと改めて思いました。下手に子どもたちを意識づけさすのはよくないですね。正しいことならいいですが・・・。
いま、娘やH君、弟君には「自分から攻めて、自分から打っていきなさい」と意識づけしています。これだと試合には負けやすいですが得るものがあります。そら自分から打っていけば出小手や返し胴をやられるリスクは高いですが、逆に打たれる感覚を得ることで危機回避能力が上がります。今打っていったらヤバイ。ここで打つからやられる。など、が感覚的にわかってきます。また自分から仕掛けることもできるようになります。ここが大事で、相手の打ってくる技を待っていると(待ち剣)自分から打てなくなりがちです。待って打つタイミングと自分から打つタイミングは違うからです。
これが分かりだすと「溜め」というものが理屈で分かるようになってきます。
攻めて、打っていこう!いや今打ったらやられる、「攻めて・・・」・・ここだ!
この「攻めて・・・」が溜めなんですよね。
そら、高学年になっても、何でもかんでも「自分から攻めて自分から打っていく」ではダメです。もう高学年になると頭を使って試合が出来ます。試合の組み立てが出来だすのは4~6年生ぐらいですから。
低学年の今はとにかく大事なことです。良く言いますよね「打って反省、打たれて感謝」まさにそうで打たれることで得ることはあります。負けることで得ることもあります。頑張りましょうね。お互い。
さぁ、剣道楽しみましょう。