知らない道場の床
打ち込み稽古である程度剣道は上達しますが、やり方次第です。
今のスポ少は元立ちが子供たちで、指導することは「数を打つ。休まない。」のこの2点です。
数を打つために右手打ちで手足バラバラでもOK。休まないために走りながら継ぎ足で打ちに行ってもOK。とにかく休まずたくさん打ち込むことを主としています。
これではスタミナと癖が付きます。上達とは程遠い打ち込み稽古です。
道場では必ず大人が元立ちに立ちます。その際に言われること「しっかり引き込んで打たしてあげてください」
つまりは元立ちは常にしっかり構えて相手の技を引き出してあげる。ということです。
そしてK先生が指導に当たります。指摘する箇所も左手や左足、剣先、姿勢や重心など専門的です。毎回打ち込みの際に注意してくれるので自身の直す箇所が明確化できます。やはり元立ちがちゃんとしていると打つほうもしっかり打てて上達につながります。
あっ、またスポ少批判ですね。すみません。
最近はH君(火曜日に一緒に親子稽古している子)が土曜日にお父さんの地元の剣道団体に出稽古に行っているそうです。素晴らしいことですね。うちの娘にも御誘いがありました。ぜひ今度一緒に出稽古に行きたいものですね。知らない道場の床をたくさん踏むのは剣道家としてとても良いことです。そこの流儀や文化、風習に触れ、剣道自体に重みや深みが増します。
真剣に、本気で剣道に向き合っている子は無条件に応援したくなります。H君は現在6年生で最悪の世代(コロナ世代)になってしまいましたが、大丈夫。頑張っている姿は私がしっかり見ていますし、評価しています。必ず花開きます。
さぁ、剣道楽しみましょう。