二者択一
昨日(月曜日)は稽古日でしたが実は道場もスポ少も月曜は稽古の日なんです。今までは所属のスポ少の方に行っていました。が娘が・・・
「道場に行きたい」
うーーん、一応所属している団体だし、私も指導者登録しているし・・・ここは忠誠心を破って道場に行くのか?和を乱さず今まで通りスポ少に行くのか?
はい!余裕で道場!!
和を乱すって結局大人主体の考え方。「あそこは所属のスポ少じゃなくって他の道場に行ってるらしいよ」「団長先生に失礼じゃない?」「なんか和を乱すよね?」
これ小学生が言います?こういうのは大人たちが発信するものなんです。
子供が行きたい方へ行かすべき!子供に「忠誠心に欠けるからここはスポ少に行っておきなさい。」なんて言えません。第一道場に行く方が娘には大事なのです。
1つ目・・・娘には剣道で課題が出来て今はその課題をクリアすることを目標に頑張っている。
2つ目・・・元立ちがしっかりできる子が道場にはいるが、スポ少にはいない。
3つ目・・・スポ少では注意されない。言われたことをこなす練習である。
4つ目・・・スポ少には周りに剣道に対する同じ熱量を持った子がいない。
5つ目・・・道場は真剣に取り組む環境があり、気を抜けない。
もっともっとあるんですがこれ以上書くとスポ少批判になりますし(もうなってる?)
永遠に書いてられますからやめておきます。
これぐらい道場には娘が上達する要素があるので「団への忠誠心」なんてすっ飛ばせます。注)私が団への忠誠心がないのではありませんよ。多少あります。私が教えた子はきれいな剣道してほしいと願っておりますし、これからもそのように指導していくつもりです。
なので娘は嫁さんと道場に稽古、私はスポ少に初心者の指導に行きましたとさ。
私は相変わらず年中年長を相手に基本三昧でした。「素振りチャンピオン」や「すり足名人」「踏み込み達人」「面打ち天才」など子供たちが飽きないように趣向を凝らしながら1時間練習しました。初心者の指導を終え次は面付初心者の指導です。
面付組と混じって稽古しているので大変です。ついこの間小手面打ちがが出来たばかりでまだ切り返しも体当たりも引き面も教えていないのに一緒に稽古させられています。
当然打ち込みもしますし、元立ちもします。吹っ飛ばされっぱなしです。私にできることは「頑張れよ」「泣くなよ」と耳元でささやいてやるだけ・・・
自分の無力さに情けなくなります。
本当は団長先生に「分けて稽古させてあげてください。この子らにはまだ早いです」
「このままでは剣道嫌いになりますし、怪我します。」と言えたらいいんですけど・・
反旗を翻したようにとらえられても困るし、それこそ和を乱す(団長先生に意見する)行為なんでしょう?
七段の御年75歳の先生(私が小学生のころからいた先生)に意見するのはそれなりの覚悟がいります。
コロナ自粛が解除になり体育館の使用が条件付き(換気・手洗い消毒・検温・時間短縮)で認められ再開したのに相変わらず2時間半のみっちり稽古(終わりが21時過ぎる)スポ少規約から大きく外れた使用時間。
いずれ言われますよ。
何もしていないのにドッと疲れて帰宅するともう帰っていた娘が目を輝かせながら私に「ジャジャーン、今日いいことがあったんやけどなんやと思う?」
「なになに?k先生に褒められた?母ちゃんが帰りにコンビニ寄ってくれた?」
話を聞くと前から課題にしていた打ち方が出来るようになったとのことでした。
そら、みたことか!
嫁さんがとった動画を満面の笑みで見せてくれました。確かに出来るようになっているんですよね。
ここまで喜んでいるということは娘が本気で練習していたことがよくわかります。動画をチェックしているとK先生が細かく注意してくれている声もしっかり入っています。
課題をクリアすることで喜びに変わる娘はちゃんと剣道を真剣に取り組んでいるということなので私はとてもうれしかったですね。
うちのスポ少では「喜び」という行為が欠如しています。大事なのはこれ!
娘ちゃん、また一つ進歩しましたね。あなたはとても上手です。がんばってね。
さぁ、剣道楽しみましょう。