左足の重要性を再確認
剣道において左足って大事なんですよね。・・・当たり前ですが。
すり足や踏み込み、攻めや打突、斬新に至るまで剣道におけるほぼすべては左足にかかってると言っても過言ではありません。左足を軸にして体を動かします。
私は小学生の時に「左足で蹴って飛んで面を打て!」と教わってきました。
これを身に付けると自分のタイミングでしか面が打てなくなったり、起こりが分ってしまったり、意外と飛距離が出ないんですよね。体も沈みますしね。
正解は「左足で体を押し出す!」です。
でもこれが小学生には難しいです。
「押し出す」と「蹴る」は微妙にニュアンスが違います。
娘も今、左足で踏ん張って面を打つことに苦戦しているようです。
娘の場合は攻め入ったときに右足に体重が乗ってしまいタメが作れず慌てて打ちに行く傾向にあります。攻め入ったときに左足重心だと姿勢もよく踏ん張りも作れていつで打突できるんですが難しいようです。
何度もK先生に注意され悔しくて泣いていました。足にマメが出来て誇らしげに見せに来る娘ちゃんにはなんとか習得してほしいと願っております。
でも難しいんですよ。私でも完璧にはできません。タイヤうちでは出来るけど、いざ稽古になると・・・
出来ないことが出来るようになって進化していきます。ただ課題もなくその日の練習をこなしていくよりかは、はるかに身になります。
娘の大好きなシャンクスも言っていました。「泣いてもいいんだ。泣いて強くなるんだ」
いやぁここまで左足について考えたことがなかったですね。
すり足にしたってそうです。右足から進もうとすると前傾姿勢になります。左足で押し出すように進めば背筋はまっすぐのまま進めます。
斬新にしたって左足を軸にするから体さばきが出来るんですよね。
すり足は左足で押し出す。踏み込みは左足で踏ん張る。打突後は左足を素早く引き付ける。体さばきは左足を軸にして体を入れ替える。
こう考えたら「攻めて一本を取るまで」左足が抜ける時間ってないんですよね。
今は初心者の指導をしているので基本的なことですが正しく構えることを今一度教えていくのもいいですね。構えた時に自然と左足に力が入るように癖づけて構えるように教えていきたいですね。
課題があることはいいことです。一個一個クリアしていきましょう。
今のスポ少はただひたすら言われたことをこなすだけです。多分達成感みたいなものはないんですよね。なので苦痛に感じるんですよ。
「もっと早く打て!」「もっと相手にぶつかっていけ!」とは言うけど、じゃあそのやり方を教えましたか?体当たり教えましたか?いまだに5年生は腕で押してますよ。
早く打つために4年生は走りながら打ってますよ。
これでは上達はしません。チャンバラの域からは脱却できないでしょうね。
さぁ、剣道楽しみましょう。