課題と対処法
最近では周辺のスポ少との合同稽古や市の合同稽古などが立て続けにあり、試合練習をしたのですが・・・・娘やばい。
何がやばいって、①自分から打っていない。②勝つ意識がなさすぎる。
結局負けたくないから無茶はしない。=①と②につながっているようです。
子供って単純なので「勝ったら褒められる負けたら怒られる」なんですよね。
こっちは試合内容を見ているんです。だから負けても内容が良ければ褒めますし勝っても内容次第では怒鳴ります。ネガティブな発言はしたくありませんが「負けてもいいから自分から打っていきなさい。気持ちを入れて試合しなさい」ということを分かってほしいです。
では、技術面から分析していきましょう。
まず絶対的な今後の課題は「左足」です。
左足に力が入っていないので打ちに行けない。打とうとするときに左足に力を入れて打ちに行くので遅れる。右に回って攻めるときも右足を動かして左足を引き付けるんですが右足を動かした時に体の体重が右足に乗っているんです。そして左足を引き付けて右に回っている。これでは打突できるわけがありません。体重が右足に全部乗っている状態では打突も防御も困難です。
なので試合中は左足に力を入れておく。足を動かす時も左足の力が抜けないように素早く動く。左足の踏ん張りが打突を生むということを重要視してもらいます。
具体的な稽古としては「素早い足さばき(左足確認)と攻めだけの稽古」
ひたすら2分間攻めだけをします。(左足が抜けていないか確認)それから中心を取って打つ練習に繋げていきます。
もう一つの課題は自分から打つ気持ちです。
これは本人次第ですがとにかく試合中(2分間)は気を抜かない。しっかり自分の打てる状況を再確認してもらい、その状況になったら自分から打突ができるようにします。いつも相手から仕掛けられることが多くみられます。
具体的な稽古としてはどういう状態が「気が抜けているか」を教える。それと打ちこみ
知識をつけてもらう。それからただ打っていくのではなくしっかり構えて攻めて打突できるように素早く準備する。相手より先に打てる体勢を作っておく。これを打ち込みで練習します。打った後の次の打突の際にしっかり構えてから打ってもらうようにします。
最後の課題は面打ちです。
まあこれも「左足」や「しっかり構えてから打つ」など上記の課題ができれば問題ないのですがさらに上を目指します。
まず足が止まった状態から面を打たない。これだとかなりの高確率でその場打ちの面になり相面では相手に乗られることがあります。なので面を打つ際は右足を少し前に出しながら攻めて打つようにします。
具体的な稽古としてはK先生にお任せです。道場でしっかり練習してもらいます。私も普段の稽古から目を光らせるようにします。スポ少ではマンツーマンでの練習をしていきます。右足を少しずつ前に出しながら攻めると体重が右足に乗ってしまいますがダメです!「左足に重心を置き右足から攻める」をマンツーマン指導します。
現在の娘は技が少なく「面」は試合の生命線です。
しっかり今の課題をクリアしていけば素晴らしい面が打てるはずです。
当分はいろんな技よりこの課題を優先的に教えていきます。
さぁ、剣道楽しみましょう。