メンタル管理
昨日はH君弟と娘の特訓の日でした。H君は体調不良でお休みでした。仕方ありませんね。無理してもいけませんし、今週末に試合ですからしっかり休んでください。
当日の体調管理も強くなる条件です。
さてさて、最近問題児のこの2人。(3年生女子と2年生男子)
まだまだ心も身体もお子ちゃまで手を焼きます。ここ最近の稽古などでよく目に付くのが「これぐらいでいいかぁ」ですね。妥協個所がチラホラ見れる。
また、僕、私はみんなよりたくさん稽古しているから勝手に強くなるとちょっと思っている節があります。
稽古の前に2人に10分ぐらいお話をしました。説教ではなく、君たちのゴールを再確認し、そのゴールまでの道のりの距離と険しさを懇々と説明しました。以前にに言った君たちのゴールが今も変わっていないなら今のままでは・・・
プチ脅迫ですよね。
強くなりたい子には剣道の技術のほかにもメンタルの管理も必要です。気が抜けているときは、ちゃんと指摘する。楽しているときは、こっち側に呼び戻す。意外と周りのスポ少はここに重きを置いていないんですよね。まぁ、強い団体はそんな事しなくても自然と勝つことが義務付けられ、無意識に勝たないいけない環境のもと稽古しているんですよ。うちのスポ少にはこれが全くないので、この2人には意識から変えていこうと思っています。メンタル管理というよりは洗脳に近いですね。言われたことをするのは当たり前で君たちはその先を行きなさい。人より数を多くしなさい。人より長くしなさい。先生の話はだれを注意していても自分のことと思って聞きなさい。
・・・ちょっとこの2人には酷ですが・・・遊びたいのも分かりますが・・・
この2人が示した「ゴール」に到達するためにも今から意識付けていく必要があります。のちに必ず効果が表れます。
それぐらいメンタル管理は大切です。
子ども達のメンタルって鍛えれるんですよね。
よく聞きませんか?
練習の試合では強いのに、本番の試合では勝てないなぁ。
この原因には様々な要因がありますが、その大きい一つとして「メンタル」です。
平常心というと簡単に解決できますが、細かく言えば試合で緊張した時にどう思うかです。負けたくないと思うか、勝ちたいと思うか。正解は勝ちたいと思うことです。さらに勝ちたいと思うについて枝分かれします。まず、何が何でも勝ちたいと思うか、勝てるなら勝ちたいと思うか、とりあえず思いっきりやってみようと思うか・・・
正解は「とりあえず思いっきりやってみる」です。
何が何でも勝ちたいと思うと身体に力が入り、さらに緊張します。また、普段しないようなことをしたり、本来持っているパフォーマンスが発揮できません。
勝てるなら勝ちたいと思うと、どこかで負けるかもが現れます。また受け身の剣道になりがちです。思いっきりの打ちが無くなり、ここ!という場面で相面で負けます。
なので緊張したら、深呼吸と、なにか自分の中でルーティンを作っておくのもいいでしょう。そして開始線に行くまでに「とりあえず思いっきりやってみる」の気持ちが付くれたら、平常心になりやすくなりますよね。
これはスポーツと脳科学という講義で私が先生に直接聞いた話です。脳と体は一致しています。脳で考えたことに身体が合わせていきます。
結局のところ今の娘ちゃんとH君弟にはまず脳から支配してやろうと思っています。
もうそろそろ脳で考えて稽古できる年齢です。十分ではないにしても少しずつでも考えて行動するを始めていきましょう。
さぁ、剣道楽しみましょう。