沈む
何もないんですよね・・・
スポ少でも事件は起こっていませんし、道場も相変わらずみっちり稽古していますし、特訓稽古も固定したメニューをひたすらやらせています。
今は新しいことではなく、基礎レベルの底上げを重点的にやっています。
特に目立ったこともなく毎日が過ぎている感じです。2人ともちゃんと稽古しています。
ただ、一つ。少し寂しい気持ちになったお話を・・・・
スポ少の練習の時の話です。
6年生の男の子が私と稽古をしました。この子は基本が全く出来てないんです。いや、教えてもらわず年中から今まで来ています。なのでチャンバラ剣道。身体が傾いているし、右手打ちで継ぎ足、左足は横に向いている、当てっこ剣道、構えれない、剣先が遊びまくっている、踵が常についている、まぁ全然なんです。
彼が悪いわけではないんです。教えなかった当時+現指導者が悪いんです。いくら私が教えても一向に治しません。いや治りません。癖が付いているんですよね。だから一時的に出来てもすぐ元に戻る。
稽古中に少しキツく「左足を真っすぐしろ!身体が流れるのは左足を真っすぐしてないからや!」と叱り、ひたすら打ち込ませました。泣きながら打ち込んできますが治ってないんですよね。私ももういいかなぁと思い、「はい!辞め!蹲踞」と稽古を終えました。その子が「泣きながらお願いします」と来たので「基本的なことが出来ないと何も教えれないよ!次にいけない!基本を正しくしなさい。」とだけ言い、終わりました。
そして稽古も終わり、私が駐車場にいるとその子が来て、涙目で「基本が出来なくてすみません。」といったのです。なんだか私は悲しい気持ちになりました。8年間剣道をしてきた子にこのセリフを言わすか!と今まで彼を指導してきた指導者に怒りすら覚えました。私は「出来ないのを怒っているんじゃなくて、やろうとしてない事に今日先生はちょっと怒っただけだよ。やろうとしても出来ないかもしれないし、違和感があるかもしれないけど、でもやらないと治らないし身に付かないよ。頑張ろうね」と言って握手しました。その後虚無感が襲ってきて、次に悲壮感、そして怒り・・・なんとも複雑な気分のまま帰路へ着きました。
この感情をぶつける矛先はどこでしょうか?すごく嫌な気分になりました。彼がどんな気持ちでこのセリフを言ったのか。可哀そうすぎて言葉になりません。今まで彼を教えてきた指導者には怒りと憎しみが生まれました。基本を教えず、実戦ばっかり。小学1年生の頃から5.6年生と毎回試合をさせて、ひたすら打ち込みだけをさせて、変な技ばかり教えて・・・無茶苦茶大事な基礎基本を教えなかった彼らは罪深いです。
こんな悲しいことがないように私が受け持った子はちゃんと指導しようと思います。教えるだけでなく、基本的なことはしっかり出来るまでそばについて教えていこうと思います。
・・・・・なんだか悲しくなってきたので話題を変えましょう。
とにかく剣道の予定をひたすら入れようと予定しています。GWは稽古・夏休みは合宿や出稽古・8月は試合・・・今の状況はコロナさんからコロナ君に変わりリバウンドでコロナさんに戻りました。まだまだ目処はたっていませんが出来るだけ実施できるようにしたいですね。
前々からやりたかった合宿!!大人数でなくウチとH君家族だけ。子どもの人数は数名のほうが効率がいいです。思う存分できますしね。何となく合宿をすると「成長」する。イメージがあるんですよね・・・。勝手な思い込みですが・・・。
まぁ、みんながやってない時に苦しい合宿を経験することで何かプラスになってくれればと思います。
いや~合宿の稽古メニューを考えてるとワクワクしますね!時間関係なく好きなことが出来るわけですから・・・。鬼指導者ですね。もちろん夏場なので無茶はさせませんし、地獄を経験さすつもりもありません。あくまでも小学生の剣道合宿ですから。
ただ何かを掴んで欲しいですね。もちろんBBQは付き物ですよね。これが楽しくて大人も子供も頑張るんですよ!
さぁ、剣道楽しみましょう。