乗り越える
私が言っていた「キキカン」が如実に結果として出ました。
同じ市のスポ少団体様と出稽古で試合をした結果・・・。
3人とも負けました。もちろん本番で対戦する可能性のある相手です。
もしこれが本番で1回戦に当たっていたら、3人とも初戦敗退ということです。
否応なしに「キキカン」を抱きますよね。私自身も「キキカン」しかありません。
まぁ、これで分かってくれたでしょう!やるしかない!
それぞれが課題に真剣に取り組み、稽古をしないと話になりません。
本気の覚悟は持った子たちなんですが、まだまだ足りません。ここで本気度MAXにならないでどうするんですか?
今日は特訓稽古の日です。彼らの意気込みが楽しみですな。
では、反省をまとめましょう。
H弟君
まだまだ足から打っていけてない。竹刀が先に動いているため、相手に避けられる。
面が遅い。原因として剣先が走っていない。振りかぶる動作が大きすぎる。
振りかぶるという動作を最小限に体を前に出しながら打つということを手取り足取り教えていき、何度も反復させます。
B君
試合中の姿勢が悪い。この場合、引き分けなら判定で負ける。首が右に傾くのを意識的に治す努力をさす。また、打てる足を作るのは出来ているので打つ瞬間まで左手を抜かない事をやらす。彼は打つ前とタイミングは問題ないが最後打突の瞬間、いや、打ちに行くときに右手始動になり上体が流れ相面の場合は相手に旗が上がる。
なので、ここも反復で攻めから打突の瞬間まで左手を意識させるように稽古させます。
娘
いつでも打てる体勢が出来ていない。竹刀が触れ合う間合いから打つ体勢に入っている。そこから攻めるので相手の出頭にやられる。
そうではなくて勝負を焦ってガッツいても狙われるだけなので、しっかり相手を動かすということを教えていく。今は相手が打つ体勢で狙って待っているところに娘が入り込んでいるので相面ですべて負ける。これの逆をやって欲しい。蹲踞から初めの間合いで、もう打てる体勢を作り、相手に入り込ます。そこを狙えるように間合いをもっと大切に遠くても打てる体勢を作ることの重要性を理解さす。
さぁ、この土曜日は県外へ出稽古です。それまでの一週間でしっかりモノにするぐらい意識して、修正して、稽古に励みましょう。今回の負けが本番じゃなくてよかったと思えるように。そう、やるのは君たち!!
今回の悔しい思いは私も一緒です。今更新しい技術は必要ありません。今回の敗戦での課題をしっかり修正し、何度も言いますが「気持ち」と作って本番を迎えましょう。
さぁ、剣道楽しみましょう。