バッドタイミング
B君の集大成でもある6年生卒業記念大会が終わりました。
では、結果から
リーグ敗退。1勝も出来ず決勝トーナメントに上がれませんでした。
本当に悔しい!まぁ一番悔しいのは本人ですが。
言い訳をさせてください。
一試合目の一本目に打った面で踵痛。歩けないくらいの痛みに襲われました。
泣きながら3試合しました。踏み込めず、パニックになり、でも、何をしたらいいか分からない。踏み込まず技を出していく。当然勝てるわけもなく負け。
初戦の試合後に喝を入れようと顔を見たら、今まで見たことのない顔。ぐしゃぐしゃな顔から流れ出る涙。どうした?と聞くと「踵が・・・踵が・・・。痛い。」
棄権を考えたがB君が最後までやり切る!と言うので続行させました。
初めてB君が泣くのを見ました。隠れて泣く子なのに試合後に団の待合室で人目はばからず号泣。悔しさ、歯がゆさ、もどかしさ、痛さ・・・たくさんの感情が入り交じった何とも言えない涙。
なんでこのタイミングで!?
今までこの大会のために頑張ってきたB君。K先生からもマンツーで稽古してもらい、試合2週間前からH父ちゃんや私とも稽古をし、やるだけのことはやった!
しんどい稽古もやり抜いた。いざ本番!・・・で、それはないでしょう。
剣道の踵痛・・・経験した人なら分かるんですが歩けません。踵が付くと激痛です。
B父ちゃんも「剣道の神様・・・やっぱりいねーな!」とボソッとつぶやく。
B君が可哀そ過ぎて声を掛けられませんでした。
しばらくしてやっと出る涙も尽きて、落ち着きを取り戻し、今日一日は昼ごはんとゲーセンと晩飯をプレゼントし元気になってっもらおうとしました。
本人も少し吹っ切れたようで、悔しいが前を向いていく。踵痛とも付き合っていく覚悟が出来たようです。良かった。
この先卒団まで大会は2つあります。今回の大会は悔いしか残りませんでしたが、どこかでやり切れる試合をしてくれればいいです。
何度も言いますが、彼はここまで来た経緯が素晴らしいんです。そりゃ結果がついてくれれば最高ですが・・・。私自身はB君はよくやったと思います。
金メダルに相当する努力をしたと感じています。
ただ欲を言えば、もぅ2年はやくスタートして欲しかった。5年生からのスタートは正直難しかった。まぁ今更言っても意味はありませんが・・・。
本当によく頑張りました。ここが全てじゃありません。この先、どこかでちゃんと剣道でのご褒美がもらえるように頑張っていきましょう。これで終わりじゃない。
さぁ、剣道楽しみましょう。