限界突破
私は心理学や脳科学が好きで、知れば知るほど面白い。また剣道の稽古などに取り入れたメンタルトレーニングなども実施している。
大げさかもですが心理学や脳科学で大抵のことは証明できる。スポーツも精神論ではなく科学的に医学的に分析すれば効率も良くなるのは必須です。
剣道も練習方法が昔に比べ変わってきました。フィジカルトレーニングやラダートレーニングなどを重視することが多くなってきました。今も昔も変わらずあるのが打ち込みと追い込みです。とにかく打ち込み、追い込みで休憩なく倒れるまで打ち、倒れたら水をぶっかけられていました。さすがに小学生ではありませんが私が高校性の時はそうでした。これは限界突破を目的とした稽古です。水をぶっかけられた後の床の拭き掃除は後輩の役目でこの時間練習を休めるのでうれしかった記憶があります。いまでも当時の稽古の夢を見て寝汗を掻いて起きることがあるくらいきつかったです。今は打ち込みや追い込みは時間を決めたり本数を決めたりして実施しています。
これは根性論に近いようですが、実は理にかなった稽古です。なので「なぜこんなきつい稽古をしないといけないか」をしっかりと伝えることが大事です。
自分の限界を超える大切さや限界は勝手に自分が作った壁であることや心肺機能や筋持久力の向上。精神的な達成感や自信を身に付けるなど・・・
それが理解できればしんどくても頑張れるのです。注:強くなりたい子なら・・・
限界突破の必要性
どのスポーツでも限界を超えることの重要性を謳っています。限界を感じた時に休憩をとるのではなく、その限界を超える。エンドルフィンという体内物質が苦痛を麻痺させて体が無意識に動いてくれるのです。
これで限界の上限が増えスタミナと自信が身につきます。また限界は超えられるということを理解させる。「この人には勝てない・・・」「これ以上できない・・・」と負のイメージからの脱却など勝負事に関してはとても必要です。
娘にもごっこ程度ですが「限界突破」の練習をしています。ただ相当きついのでやる時は声をかけみんなで楽しくやっています。やり方としては打ち込みを行い、しんどくなったら「しんどーい」と大きな声で叫ぶ、そこから早い切り返しをずっと行い、もう出来なくなったら「もうーむりー」と大声で叫ぶ。この時の「もうーむりー」の声の大きさや言い方で判断し、最後に面打ちを3本から6本打って終わりです。
もちろんそのあとはもう打てません。ヘロヘロです。楽しくするためその場に倒れこむのもOKです。また声をかけて笑わせてあげたりしています。
子どもはきついですが、ちゃんとやる前に「地獄やで。」と前置きし、「一回しかしません」と回数を教える。子どもに心構えをさすことが重要です。
青少年スポーツに詳しいトレーナーが面白い指導方法を教えてくれました。脳の発達が著しいゴールデンエイジになる前に少し体と脳を一致させる練習をしておけばその子のフィジカル向上に繋がる。例えばサッカーならリフティング中に計算問題。バスケットならドリブル中に計算問題をするです。正確にはドリブル中にとっさに計算問題を出してやる。です。身体と頭を同時に使いますね。判断力や瞬発力も鍛えられますね。
なるほど・・・今度は娘に限界突破ごっこで打ち込みの時に九九の問題を出してみようと思います。
効率のいい練習方法、効果がある練習方法を探すのは面白いです。
さぁ、剣道楽しみましょう。