意識は知識
強い道場の先生とお話しする機会があり、私も1つ質問させていただきました。
「指導で難しいことは何ですか?」
すごく漠然としていて回答に困るような質問をしてしまいました。まぁ私が先生の前で緊張し、頭が回っていなかったんです。
それでもしっかりと答えてくれました。
「チーム全員の意識を同じ方向に向けること」だそうです。
これこそが難しい事で技術を教えるのはさほど難しくないとのことです。
ある一定の強さには達することは出来るそうです。強豪チームの練習はほとんど同じです。特別珍しい稽古内容はありません。あるとすれば稽古時間です。
「これをしているから強い!」という稽古はありません。じゃあその上を目指すために必要なことは「意識」だそうです。しかも子どもと保護者と指導者の三位一体が必要でこの3つを同じベクトルに向けるのが何より大変だそうです。これこそが指導者の手腕が試されることだと仰っていました。
目標を掲げ、達成に向けて今何をしないといけないか認識させそれぞれに課題を作り、同じ目標の為に切磋琢磨する。
意外と簡単なようですがこれを全生徒にします。全保護者、全指導者にするのです。
これは大変ですよ。レギュラー5人だけではダメだそうです。
確かに本気で剣道している子ととりあえずでやっている子は稽古や態度を見れば分かります。
娘も12月の大会まで1か月を切り、今は前者です。今は頭で理解していないようで感覚的に「入賞したい」という思いが結果「意識」に繋がっているように感じます。
「意識」をもって稽古に取り組めば上達する。
今自分は何をしないといけないか?何が必要か?この技を決めるにはどうしたらいいか?意識は知識です。意識していると答えが見つかり知識として会得できます。
娘にこの説明は難しいですが「入賞したいならどうしないといけない?」と聞いたら「練習する」と返ってきたので第一段階はクリアですね。
次のステージは具体的な内容が娘の口から出ることを期待します。
さぁ、剣道楽しみましょう。