偉そうに
土曜日は私の試合がありました。私が通っている道場で高校時代の先輩たちと試合に出ました。もうかれこれ道場に通い5年目になり今大会も4回目の出場になりますが緊張しますね。もう私も36歳なので体力的にもしんどいです。
何とか今大会はコート決勝まで勝ち上がりましたが現役大学生の速さに圧倒されました。
初戦は人生初の二刀流、二回戦は下段の構え、三回戦は現役大学生と三者三様の相手との対戦でした。
1勝1敗1分けでした。
普段偉そうに子ども達に「自分から攻めて、いつでも打てる体勢にしておけ~」と言ってるくせに・・・すみません。子ども達が私の試合を見たら「全然攻めれてないやん」って言われそうです。
構えて攻めたらもうすでに相手の方の溜が効いていて剣先を下げられる。それに反応して不十分な体勢からの打ちになる。
こっちが先に構えて攻めても足で間合いを切られる。
また遠い間合いから連打しながら間合いに入ってきての打突。これはもう防戦一方です。
子供たちの気持ちが分かります。怖いんですよ。大人でも。
特に大学生なんかは試合展開が早い、剣先の軌道が速い。だからついつい向こうのペースに乗ってしまう。後半スタミナ切れで居ついたところを打たれる。
まぁわたしが未熟なだけですが・・・
今日は一方的に子どもの気持ちを無視して指導するのはやめようと思いました。
子ども達に寄り添う言い方を、言葉選びを心がけようと思いました。
「なんでそこで打たないんだ!」「なんで自分から前へ出ないんだ!」「避けるばっかりじゃないか!」
子供たちの言い分もありますし前へいけない理由も知っています。避けるばっかりになります。そこで打てないんですよ。
恐怖です。試合になると1本取られないように・・・負けないように・・・
が意識として出てきます。団体戦なら特に。
引き分けを目指すようになるんでしょうね。
子ども達にはまず「自分の弱さに勝つ」ことを教えたいと思いました。ここで打ったら返されるんじゃないか?というネガティブな思想を変えてやることが大事です。
私の持論として「自信を付けさすには稽古量である。」があります。
これだけやったから大丈夫。あれだけ稽古したから負けない。こんな練習はほかの子はしてない。だから心配ない。
こども共々頑張りましょう。たくさん稽古して自信を付けて試合に臨みましょう!試合で大切なのは気持ちです。ここで負けると試合では絶対的に負けます。
自分に勝つ!自信を持って打っていける打ちを教えなければいけません。
さぁ、剣道楽しみましょう。