おもしろ剣道Tシャツ

写真と動画じゃあ足りなくて記憶も曖昧になりそうでじゃあいっそのこと文字で残すのもいいかなと。ただ活字の羅列も見るに耐えるし・・・で、じゃあ全部網羅する術はブログかなと思い始めました。ですが、結局文字の羅列になってしまったようです。この度記録していくのは剣道です。親子で頑張っています。同じ境遇の人、剣道経験者どなたでも結構ですので暇つぶし程度に閲覧ください。剣道って正解あるようでないじゃないですか?指導にしても剣道スタイルにしても・・・まあこのブログで何問かの剣道の「正解」が出せたらいいかなと思います。

面白い稽古方法

最近ちょっとおもしろい稽古法を発見しました。

発見というか教えてもらったのですが後輩の通っていた道場でやっていた稽古法です。この道場はまぁ強いほうです。全国的にはあまり知られていませんが中国四国地方では名は通っています。そしてその道場の館長先生がご病気で入院している間の1年間、代わって指導した有名大学の若い先生がやっていた低学年の稽古法だというのです。

では説明を・・・。

 

まず試合をします。その際に試合場(コート)の4隅に子どもを立たせてメモ帳程度(手鏡ほど)の紙に小さく1桁の数字を書いて開始線の方に向けて持たせておきます。

 

試合時間は2分。試合後に4人の持っている合計の数字を答える。

 

これだけです。いくつか注意点があるようで、まず、不自然に数字を見に行かない。数字を確認するときは顔を向けてみるのではなく、目だけで見る。というのです。

 

そして試合をして勝って尚且つ数字の合計が正解した子が真の勝者ということです。

 

 

最初この稽古法を聞いたときに「フッ」と鼻で笑ってしまいました。

 

・・・・・が!よくよく考えると鼻で笑えないなぁと思いました。要は低学年ぐらいの子に試合で必要なことが詰まっているように思います。

 

まず、これは試合場の広さを理解するという事。また気を抜けないという事。考えて剣道しなければならないという事。余裕が持てるようになる事。

 

実際に脳内でイメトレしてみました。

2分しかないのでまずはどんどん打っていかないといけないし数字も見ないといけない。面を打った後1つ目の数字は見れた!これを覚えておかないといけない。攻撃もしながら・・・次は反対側の数字を見たい。じゃあ引き技を打とう。見れた!もう一個の数字を見たいけど自分の背中側で見れない。鍔ぜりで相手を逆を突いて体勢を入れ替えよう。できない!じゃあ面返し胴ならどうだ!見れた!・・・けど見れたときに油断して相手に打たれた!もう時間がない最後の数字は相手の後ろだ!何とか相手を横に動かせたい。攻め崩そう。見れた!よし、しっかり間合いを切って4つの数字の合計を出して、答が分かった。後は攻めて勝つことだけを考えよう!あれ?相手は全然打ってこない。たぶんまだ答えが出てないんだ。ドンドン攻めれる。主導権を握れてる。

ってな具合ですかね。

 

これめちゃくちゃ頭使いますね。

 

単純な私の見解として打ちがおろそかになるんじゃないか?気が散って攻めが無くなるんじゃないか?とも思いますが、なにより

面白そう!と思いましたね。確かにコートの広さの把握は出来るようになるでしょうね。また絶対に気は抜けないですし、考えないとミッションがクリアできません。計算に気がいくと試合に勝てません。必然的に足を動かすわけです。何よりイメトレした時に楽しかったんですよね。多分ですがこの稽古で試合にも勝って計算も合う子って試合向きだと思います。試合巧者!つまり試合巧者に育てる稽古法なのかなと・・?

 

もちろん試合に集中することが大事なのですが一種のゲームだと思い試してみても面白いかもですね。まさに楽しく稽古させるにはもってこいです。

 

いろいろ考えますねぇ~。

 

昔は剣道人口が多かったので数名辞めようが特に気にならなかったんですよ。今は絶対数が少ないので辞めるとめちゃめちゃ気になるし、大会参加にも影響します。

なので辞めささないように楽しく教えることが大事のようです。剣道が終わった後に「楽しかった」と思わせることが大事ですが・・・・

 

そう教わってない私からしたら違和感がありまくりです。

楽しく稽古が出来て強くなる方法があればぜひ教えてもらいたいです!楽しいだけでは強くならないと思いますが皆さんはどうでしょう?

結局目的がどこなのかによります。

「強くなる」「6年生まで続ける」「体力をつける」のどれなのかですよね。

「6年生まで続ける」=楽しく稽古で十分です。

「体力を付ける」=楽しい稽古とちょっとのキツイ稽古が必要です。

「強くなる」=楽しい稽古だけでは無理です!

 

私の好きな「効率の良い稽古」をいまでも模索中です。ただでさえスポ少は体育館の使用時間が限られていますので・・・

昨日の火曜の特訓稽古も時間内にしたいことを詰め込んだ結果、地獄のようなキツイ稽古になりました。子ども達も「今日はちょっときつかった」とのことです。これが続くとダメですね。苦痛になりますので。バランス・緩急などをつけて「続けていける特訓稽古」を目標にしていきます。

 

久しぶりに3人試合をさせてみましたが良くなっていると思います。試合ですることは一つです「一本を取るまで縁を切らない」これが徹底出来れば試合もしっかりできるようになり勝率も上がります。さぁ、頑張れ!3人!

 

 

さぁ、剣道楽しみましょう。