道筋
みなさん、自分の所属しているスポ少や道場に不平不満はないんですかね?まぁ道場に関しては館長の考えに共感できない人は辞めれますが・・・
スポ少は「子ども」主体で道場は「館長」主体だと思っています。
剣道をしたいと思えば手っ取り早く地元のスポーツ少年団に入るのがスタンダードですよね。例えば家が道場の近所だったり、知り合いがいたり、素晴らしい指導者がいたりすると道場に通います。
剣道にあまり予備知識がない、もしくはとりあえず剣道を習わしたいと思っていると場合はほとんどスポ少に入るのが無難です。
先ほども言ったようにスポ少と道場の大きな違いは照準を合わす対象が「子ども」か「館長」かだと思います。
うちは昔に自分が所属していたというのもあるし、毎回の送迎、娘の友達の存在、などの理由からスポ少を選択しました。・・・・失敗でしたね。
失敗というより、順序ミスですね。まぁ良い勉強になりました。
さぁこの失敗を生かして、現在3歳の弟君の剣道進路を考えたいと思います。
やはりスポ少でたくさん剣士を見てきて一番に思うのが「低学年までは(3年生)基礎・基本の徹底が最優先」ということです。
いや、1年生や2年生でも試合に勝たせたい!と思うのは必然的です。わたしもそうです。そしてそれは叶えてあげれます。倍の稽古して竹刀が振れるようになれば1・2年生だと勝てます。問題は3年生からです。このころから低学年の団体選手に入るようになり勝ちたいがために「勝つ剣道」に目覚めます。基本を掘り投げて技やフェイント、を多用し始めます。悪くはないのですがそこで基本が出来ている・出来ていないで大きく分かれます。言わずもがなですが出来ている方が伸びます。
その先は基本と実践の併用を続けていくようになります。
5・6年生になればその地区や地域で必ず強い子が数名出てきます。この子たちはずっと基礎基本をしているし、教えてもらっているので「正しい剣道」を知っているんです。
正しい剣道をしながら試合にも勝っていくスタンスが強い子をつくる条件です。
そしてさらにそこから細分化すると「稽古時間」と「場数」です。
この条件で勝ち上がってきた子が「強い子」です。
私もスポ少の指導者になって、たかだか8年間ですがしっかり見てきたつもりです。
細かく言えば「性格」や「体格」、「ハート」、「運」などもありますが・・・・
目指すものは「正しい剣道で強い」です。目指したものにしっかり道筋を立ててあげることが親が出来る第一歩ですね。
さぁ、剣道楽しみましょう。