ド直球
最近ある保護者さんから
「どうやったら剣道で強くなるんですか?」とド直球な質問を受けました。
いくつか項目を挙げると「指導者」「環境」「保護者」「子供」の4つに分けられます。そして1つ1つが枝分かれしていきます。
まず「指導者」は経験豊富で実績があり、基本重視の考え方。また本気で子供と向き合ってくれる姿勢と信頼のおける指導力が備わっている。剣道においての知識などがあり質問に的確に答えてくれる。
次に「環境」です。稽古時間、稽古相手、稽古場所、遠征や練成会、年間試合数など
をいいます。またその子が真剣に稽古に打ち込める雰囲気かどうか?
そして「保護者」です。子供に思う存分剣道に打ち込める環境を提示できるか?また体調管理や体つくりなど。全力で応援する。
最後に「子供」。本気で強くなりたいと思い、示された道を歩く覚悟があるかどうか。
みたいなことを伝えると・・・
「あのぉ・・もっとフランクに・・・わかりやすくでいいんですけど・・・」
と言われてしましました。
ものすごく簡潔に言うと「基礎基本です。」と答えました。
足算が出来ないのに文章題って解けないでしょ?
足算が出来て、その次の文章題が出来て、テストに挑む。
基本が出来て、応じ技が出来て、試合に挑む。
テストでいい点を取ろうとしたらどうします?足算が絶対間違わないように何度も何度も解くじゃないですか?それが出来たら次は文章題を解きます。しっかり文章を理解して式を組み立てて計算する。どんな問題であっても解けるように応用を駆使する。
そしていざテストです。テストをすれば緊張して解けなかったり、うっかりミスがあったり、このパターンの問題やってなかったわぁ~的な後悔があったり・・・となかなか100点ってとれません。
剣道も同じです。積み重ねや修練、反復などの要素があるので勉強に似ています。まぁどのスポーツにも言えることなんですが・・・。
と、伝えると、「ふーん。なるほど・・・」と60%ぐらい納得してくれたようです。
どうやったら強くなるか・・・剣道指導者からすれば永遠のテーマですし、答えが見つかれば面白くはないですよね。ですが答えらしきものは見つかっているようにも思います。指導力+稽古量+やる気+本気度+実践経験+稽古相手(ライバル)かなぁと思います。
でもこれってなかなか大変です。難しいですね。
さぁ、剣道楽しみましょう。