保護者の手腕が試される。
さて、今週の日曜日はH君がいつも出稽古に行っている場所に招待されました。いや~違う道場の床を踏むのは良いことですね。その道場のしきたりや歴史、作法などに触れることが出来て、剣道に深みが増します。楽しみです。また交通手段がフェリーなので小旅行気分です。
稽古内容も基本重視で最後には試合稽古をしてくれるそうで、最近試合から縁のない娘からしたらうれしい稽古内容です。思いっきり「今の娘」を発揮してください。
では娘の近況報告・・・
相変わらず竹刀を振ってますね。道場でも基本に徹底しています。コロナ前の週5の稽古スケジュールにやっと戻りました。でも最近の猛暑で大変です。
道場はエアコン完備ですがスポ少は小学校の体育館なのでエアコン完備なしです。窓開けぐらい。体育館内は35℃の湿度70%・・・地獄ですよね。ですが、わがスポ少はがっつり稽古します。休憩などありません。一応「しんどくないか?」と聞いてくれますが「しんどいです」と言えない環境なので実質休憩なく練習が進んでいきます。
頭がボーとして内容などは入ってきません。昔の根性論の世界です。否定はしませんが時期を考えなさい!と言いたいです。
初心者組も稽古に来てくれています。私の先輩後輩も来てくれて一緒に稽古してくれていますよ。はやく事を進めていきたいのですが・・・もうちょっと待ちましょう。
今はコロコロナの影響で試合がほとんどありません。全国的にも中止や延期がほとんどです。子供たちからすれば目標がないんですよね。そんな中、しっかりモチベーションを維持できている強い団はやってますね~「団内試合」。
まさに今のこの時期に効果的です。
明確な目標を作ってあげることが大事です。今までは「試合」が子供たちにとっての稽古の原動力でしたが、それがない今、何を目指して稽古するのか・・・
大人たちは今のうちに基本を徹底しなさいだの、自分の剣道を見つめ直しなさいだの・・・大人な意見を盾に子どもを説得してきましたが、さすがにこれだけ長引けばもう通用しません。出来ることからしましょう。団内試合や近隣の町や村の小規模の超ローカル大会を大人が開催してあげましょう。
結局子供たちが剣道を頑張って稽古するその先は試合での結果です。ニンジンをぶら下げるわけではないけど、大人が子供たちが頑張れる環境を作ってあげるべきです。
近くにあるスポ少3~4団体を集めて優勝大会を開催しましょうよ。個人戦でも勝ち抜き戦でも、混合チームでもなんでも・・・ちゃんとメダル用意してさ。団の運営費はこういうことに使いましょうよ。夏季レクの先生方のお食事代や交通費なんかより、よっぽど子供たちのためになります!
今うちの娘にはモチベーションを下げないように意識して声掛けしています。来たる試合の時には万全の状態で出来るよう今、実力を付けときなさい。まずは早い面と打てる足を完璧にマスターしなさい。それが出来れば次は技を教えます。それが出来れば次は引き胴の特訓です。引き胴を習得すれば試合も優位に進められます。その次は組み立てです。さらのは今使える応じ技の完成度を高めていきます。
みたいに段階を作ってあげて、向上心を忘れないようにしています。
周りの知り合いから剣道を辞めてサッカーや野球などの他のスポーツに移った子の話などもチラホラ聞こえてきます。とても残念なことです。
さぁ、剣道楽しみましょう。