おもしろ剣道Tシャツ

写真と動画じゃあ足りなくて記憶も曖昧になりそうでじゃあいっそのこと文字で残すのもいいかなと。ただ活字の羅列も見るに耐えるし・・・で、じゃあ全部網羅する術はブログかなと思い始めました。ですが、結局文字の羅列になってしまったようです。この度記録していくのは剣道です。親子で頑張っています。同じ境遇の人、剣道経験者どなたでも結構ですので暇つぶし程度に閲覧ください。剣道って正解あるようでないじゃないですか?指導にしても剣道スタイルにしても・・・まあこのブログで何問かの剣道の「正解」が出せたらいいかなと思います。

スポンジの吸収力

最近他県で剣道をしている親子に会いました。お父さんは私の同級生です。中学高校は違いましたが同じ時代に同じ地区で剣道していた友達です。子どもは6年生でこれが強い!有名な道場に所属しています。県でトップクラスの実力者です。

 

お父さんと私たちの5人ぐらいで剣道談義をしました。みんなが「どうやったらそんなに強くなるの?」「どんな練習してるの?」の質問攻めです。そのお父さんMさんは控えめな性格で「うちは全然ですよ。」「特別なことはしてないですよ」と逃げられてしまいます。Mさんがタバコを吸いに離れた場所に移動したすきに近寄っていき同じ愛煙家同志ひっそり話をしました。まぁ、同級生ですし、同じ剣道仲間なので昔話から思い出の先生の話を一通りして「で、強さの秘訣は?」とききました。

そしたらしっかり答えてくれました。みんながいるところでは謙遜して答えられなかったようです。彼は16年以上少年剣道に携わり、研究熱心で分析好きです。長く見てきた彼の眼は信憑性が高いです。

Mさん曰く「指導力」だそうです。

 

親が「この人に指導してもらいたい」と思うと同時に、子どもも「この先生に指導してもらいたい」と思うことが絶対条件だそうです。この熱意は必ず指導者は察します。

 

子どもは真剣に言うことを聞くし、この先生に褒められたい承認欲求が出ます。指導内容も疑うことなく素直に吸収できる。

親も子どもを注意することはなく、ただ先生の言うことを聞きなさい。というだけで後はサポートに徹することが出来る。

この三位一体のバランスが重要です。子どもと親、親と指導者、子どもと指導者がどちらもお互いの方向に矢印が向いていて出来る三角形。全員がウィンウィンの関係であること。

 

子どもというものは素直に指導を聞いてそのまま実施すれば驚くほど吸収します。小学生特有です。しかしその中で剣道が嫌だとか、もっと遊びたいとか、出来ない、とかしんどい、無理、・・・など雑念が素直さをかき消すケースが出てきます。これが吸収率の低下に繋がります。

このMさんの子どもはそれがありません。吸収率100%です。

稽古でも無理難題を言われても、大体の子は「出来ないかも・・・」「無理や~」となりがちですがその子はまずやってみる。そこには「ちゃんと教えてくれる」。「出来たら褒めてくれる。」など要素があるからです。指導者と生徒の絶対的な信頼関係ですね。

そこの道場の先生は常々「子供たちは世界の希望である。君たちはなんでもできる素晴らしい子。私の希望です。」というそうです。子供たちは先生のことを神々しく思い、親たちは付いて行きますという姿勢でいるようです。少しオカルトじみていますが私は素晴らしい関係性だと思います。そら、子どもたちはこの先生の言うことを素直に聞くわな。と思いました。

 

吸収率を100%にするためにはやる気はもちろん、指導者への信頼が必要です。Mさんの子供は普段の生活態度はやんちゃですが、先生がいると人が入れ違ったように好青年になります。一昔前のガチガチの体育会系の先輩後輩の関係に近いですね。

 

なので強くなる子は吸収率が大きく関係しているとのことでした。

 

この先生に付いていけば大丈夫。この先生の指導を受けたい。と思われるようになるにはまだまだ先が長いですね。

 

今、娘はこれに近い状態です。なにせK先生信者ですから。K先生に褒められたい一心で剣道に打ち込んでいます。たくさん吸収してくださいよ。

 

 

さぁ、剣道楽しみましょう。