空間把握能力
面白い論文?研究?を読みました。
剣道に関することでとても重要なことを科学的に調べた記事です。
空間認識
その子が構えた場所から(状態から)ここまでなら打っていける!と認識できる空間
いわゆる一足一刀の間をより具体的に数値化したものです。
当たり前ですがこの空間が広いほうが有利ですよね。パッと構えた時にここが狙える!というのがたくさんあれば選択肢が増えたり、組み立てが出来たりします。気持ちにもゆとりが出来ますしね。
わたしが読んで認識したことを簡単に書きますね。
その空間を広くする方法があるというのです。
それが素振りです。
その論文には図で解説していてわかりやすかったのですが・・・
要は構えた状態での剣先をA点とします。次に前進素振りをして竹刀の打ち終わった状態の剣先をB点とします。このA点とB点の長さがその子の空間認識距離となります。
実際に規定の位置から前進後退素振りを何回かしてそのA点とB点の距離の平均を出します。その距離が相手と対峙した時に自分が打てる範囲を無意識で察知するというのです。
つまり面で勝つ子はこの空間が広い。(構えた剣先から相手の面までの距離)
逆に小手を得意とする子は狭い。(構えた剣先から相手の小手までの距離)
ということです。もっというと空間が広いほうが小手も胴も有効打突の視野に入るということなので絶対広いほうがいいですよね。
これはその子の今まで振ってきた素振りで形成されるそうです。いわゆる身体で覚える系ですね。いや~面白いレポートですね。理屈は分かります。
結局は素振りでしっかり腕を伸ばして右足を前に出して大きくしなさいということです。
こういう話、結構好きです。面白いですよね。正解かどうかは置いておいて、学問的に剣道を分析するのは大事ですよね。
さて、今回は相変わらずの左足固定の攻め方の練習を続けています。これは本人たちが意識してしなければ身に付きませんので毎回毎回口酸っぱく伝えています。
また、娘には差し面にも挑戦してもらいます。まだまだ手首が使えていないようで、当てるだけのソフトタッチですが手首を駆使し打突力のある差し面を打っていきましょう。しっかり課題を明確にして取り組むことが大事です。
3月のローカル大会が中止にならないことを望むばかりです。なんとか子ども達に活躍の場を!!
さぁ、剣道楽しみましょう。