馬鹿を演じる一興
以前書いた試合練習の「面しばり」「小手しばり」は良い感じに効果があったようです。しっかり考えて試合ができていました。まぁまだまだですけど・・・。
そのほかにも赤は「FREE」※ただし一本を獲る。白は「防御のみ」というのもやりました。面白いですね。赤が必死になるんです。気持ちもイライラしてきて、剣道が荒くなる。最初はそうなりますよね。考えましょう。防御の姿勢は大体崩れています。どこかしら有効打突が空いています。また重心が後ろにありますよね。
要は逆に防御の姿勢を作ってやるんです。そして防御の相手には二の太刀で仕留めるんです。
今回は答えは言わずにひたすら試合をさせました。稽古終わりに「来週までに考えてきなさい」と言って終わりました。楽しみですね。娘は「分かった!」と自信満々ですが当たってるんでしょうか?H弟も父ちゃんに聞いていました。
剣道で「あっ!そういうことか!」「あっ!なるほどな」というひらめきや新発見ってその子の剣道の幅を大きく広げます。この幅が広い子は剣道に余裕が出来ます。
「相手を動かす」「主導権を握る」ということが何となく分かってくれればいいんですが・・・。
つまるとこの「試合をたくさんしている子は強い」という理論は正しいんですよ。結局は知識の量です。こういう相手にはこう対応する。という応用力が長けているんです。
待ち剣相手にどんどん打って行ったら負けますよね。そういう時は崩して二の太刀だな。と瞬時に分かるように試合をたくさんして経験を積むんです。
今回は応用力が少しでも身に付けばと変則的な試合練習を取り入れました。7月はこれを続けていってもいいですね。どこかゲーム性もあり、子ども達も楽しそうです。
まだまだ4年生の女の子(娘)と3年生の男の子(H弟)です。練習終わりに体育館の横のブランコでキャッキャ言いながら遊んでました。
H父ちゃんが「あの二人が近い将来県チャンピオンになるんですよねぇ~・・・なんか不思議な感じですねぇ~」とボソッと言いました。
私は2つの感情で「ホンマですよねぇ~」と答えました。
一つは、あんな幼いのによくやっているなぁ。頑張っているなぁ。とうとうあの二人もここまで来たかぁ長いようで短かったなぁ~と感傷に浸る想い。
二つ目は県チャンピオンになると信じて疑わないH父ちゃん!この人とやってきてよかったなと、この人だからやってこれたんだなと改めて感じ、感謝の想い。
一人で大きな夢を見ていると挫折したり、疑ってみたり、壁にぶつかったりと、たくさんの障害があります。ここに同じ大きな夢を見てくれている人がいれば協力できますし、意見も交換できる。慰めてくれたり、ハッパをかけてくれる。なによりこの2人が県チャンピオンになることを信じ切ってくれている。私もそうなんですが、ある種の馬鹿なのかもしれません。身の程知らず。けど馬鹿じゃないと大きな夢は見れません。
馬鹿は馬鹿なりにやってやりましょう!笑われていきましょう!
今年は娘がチャンピオン!そしてそれがまぐれじゃないことを証明するために来年H弟がチャンピオンに!これで文句は言わせません。馬鹿とは言わせません!
2家族だけですがワンチームで頑張りましょう!!
さぁ、剣道楽しみましょう。