デウス・エクス・マキナ
なんだか我が国日本では剣道に関して大変な事態になっているようですね。私みたいな小さな県で教えていると気づかなかったんですが・・・
全国大会道連個人と道場対抗が中止になったようですね。続々と抗議の電話やメールが来ていると伺いました。このままいくと神奈川県で行われるはずだった全中も中止かも。そう、アイツのせいです。
私の知り合いの子どもが中学総体で個人優勝し全中に出場するのですが、顧問の先生から「最悪の事態も視野に入れといてください」と言われたそうです。
ネットでもたくさんの意見がありますが・・・
私的には開催してほしいですよね。という意見と中止も仕方ないですよね。という両方が存在します。
じゃあ目線を変えて、娘が出場するケースだと・・・
絶対的に開催してほしい!!なんとかならないモノかね!?
そうなりますよね。それまでにしてきたこと(努力)を知っているだけに思いは強いですし、ちゃんとその努力が報われる環境を提供してあげたいと思います。「中止になっても、今までしてきたことは無駄じゃない!」という人もいますがそれって後々の結果でしょう?今を生きている小学生には刺さらないんですよね。もちろん中にはその言葉が刺さる子もいます。そういう子は本物の剣士になるんでしょうね。心も鍛えられている。子ども目線、親目線で立つと開催してほしいと思います。まぁこれは当たり前でしょうね。
私が腑に落ちないのは大人の剣道大会は結構開催されているという点です。
もう一つは他競技は結構開催されているという点です。
オリンピックなんかがそうで、この状況下で開催に踏み切り、感染者が増えるこの時期でも続いています。まぁ、政治的な大人な事情もあるんでしょうが、この「オリンピック開催」が一つの起爆剤になってスポーツの大会が徐々に開催されていくものだと思っていましたが・・・。
残念ですよね。中止の判断も分かります。今後また剣道が出来なくなる状況は勘弁してほしいですし、県民を守るのは当然です。
でも、剣道で少年指導をしていると一生懸命稽古している子を見ているわけで、その子の努力がいずれ実を結ぶとしても、本人が目指していた大会が無くなるのは小事とは思えないのです。そう考えると九州学院の監督さんの行動は素晴らしいのかなとも思います。子どものためだけを思って作った大会。
一部中止賛成、開催には反対派の意見もありますが別に否定はしません。どっちが正解とかはありませんので。難しい問題ですよね。
ただこの「中止」の判断は一体、誰のためなのか!を明確にしてほしいですよね。中止は受け止めますが「心の落としどころ」が欲しいんですよね。
日本国民のためだ!とデウス・エクス・マキナ的なのではなく、子ども達が納得する言い方でお願いしたいです。
全国的にも感染者数が1万人近くになっています。わが県も過去最多の感染者数です。
あれ・・・?
これ・・・?
やばいんじゃねーの!?
もう過去の剣道が出来ない。試合もない。なにもないあの時期には戻りたくありません。いち早く収束に向かうことを祈っています。
大会(目標)が無くなって残念な方々もいらっしゃると思いますが、なんとか先を見据えて前に進んでもらいたいです。去年から言ってますがコロナのおかげで・・・といえるようになればいいですね。
大会が無くなるなんて夢にも思っていませんでしたから・・・。
みんなそうだと思います。
全国の剣士たち頑張れ!!
さぁ、剣道楽しみましょう。