大丈夫
剣道ってやっぱり素敵ですよね。
T君が全国大会へと出発しました。うちの3人とも一瞬で仲良くなり、火曜日の特訓稽古には毎回来てくれます。一緒に稽古し、お泊り会もして、プールにも行ってBBQも楽しみました。もう立派な仲間です。
そんなT君へ壮行会といってらっしゃい打ち込みをプレゼントしました。楽しそうに打ち込みしている姿は微笑ましかったですね。
出発の朝にT君母からLINEが届きました。内容は文章ではなく2分の動画。
T君のこれまでの軌跡をまとめたものです。
やんちゃだったT君が剣道に出会い、心も身体も成長し、途中苦しい時期もあったけどみんなで乗り越えながら掴んだ全国大会。仲間に送り出され、いざ出発。
・・・を2分間にまとめたものでした。
私は動画が始まった瞬間から秒で涙腺崩壊でした。なによりBGMの歌詞の内容がT君の1年前の強化稽古とリンクしまくりで、これを作った母ちゃんは泣きながら作ったんだろうな~といろんな人に自分を重ねながら見ました。
動画の後半には私たちとのいってらっしゃい打ち込みが差し込まれていました。うれしいじゃないですか!違う団なのに、載せてくれる。団の垣根を超えた友情ですよね!
今はまだ、こういったことはタブー視される傾向にあります。一昔前よりは緩和されていますが、まだまだ根強く残っています。師弟文化の名残でしょうか?
私の将来像は団の垣根を越えて、子ども達がしたい場所で自由に何のしがらみもなく、大人子ども関係なく稽古できる未来になる事です。
「日曜日の昼から○○体育館で稽古しまーす。誰でも参加OKです」
で、違う団であろうとも、所属の団長先生に確認することもなく、所属の団の親御さんに気を使うことなく、手土産のペットボトルケースも必要なく、自由に稽古が出来る。親御さんも気を使わずリラックスして居れる、なんならツムツムし放題!
そんな未来がきたら、もっと剣道は楽しくなる。
※師弟文化を否定はしていませんよ。もちろん良いところはあります。ありますがそれが全てで息苦しくなることもあるということです。主は子ども!大人ではない。これに尽きます。
少し話が反れましたが・・・
T君楽しんできてください。今頃は神奈川の空気を吸っているのかな?同じ空の下で君の活躍を応援している仲間がいます。悔いのないように楽しんで来い!!
いいっすね!動画!私も今から動画編集勉強しようかな?
前々から、一本集とか作ってみたいなぁ~と思っていたんですよね。まぁ、でもメカにめっぽう弱いので諦めていましたが・・・。まぁ、剣道と一緒で覚悟を決めたら出来ます。ちょっとずつやってみます。
思い返せばT君が特訓稽古に参加するいきさつも複雑なものでした。
よその団なのであまり私がとやかく言う必要はありませんが、簡単にまとめると理想と現実の差異。上を目指す親子と指導者、さらには他の親子との間での温度差。
所詮スポーツ少年団。地域のコミュニティ枠です。指導もボランティアの範囲。
それが嫌なら、道場へ行けば?ってそんな簡単なことではありません。
狭い枠の中で最大限に向き合っていくことが本当の指導者ではないでしょうか?
まぁ、この話はこれぐらいで・・・。
では、娘の課題を明確に記しておきましょう。
課題自体はたくさんありますし。細分化したら数えきれない程ありますので。最優先事項としてざっくり3つをクリアしてもらいます。
①左手の位置(構えの時はおへその前)
②いつでも打てる足(ヒカガミ曲げない)
③上から乗って、一歩入って我慢する
その他の技の種類などは遊びながら教えていくので十分です。まずは上記の3つが出来る事がこの先大切になってきます。徹底的にさせます。もちろん稽古でも試合でも出来るよう目を光らせておきます。
今思えば、小学4年生の10月~3月までは素晴らしい面を打っていました。
今はなりを潜めています。きっと色々な技を覚えた。勝ち方を覚えた。無理しなくなった。など複合的な要因で打ちにくくなっているようです。
もう一度あの素晴らしい面を!相手に吸い付いていような身体の出の早い面!
打てるんですけど、今の状態では発動しないんです。発動さす為の上記3つ。
どんどん悩んでください。
どんどん挑戦してください、失敗してください、泣いてください・・・。
これぐらいしないとホンモノは手に入りません。
長いようで早い、5年生も、もぅ半年です。
私の微々たる指導観察歴ではありますが、5年生の一年間ってなかなか成長が見込めない印象です。たくさんの選手を見てきましたが大体、「おっ!成長したな!」と思うのは6年生の夏から秋にかけてですね。
なぜ、5年生の一年間は成長しないのか?それは分かりませんし、もしかしたら成長している選手もいるかもですが、せめて娘ちゃんは多少は成長してほしいと願っているので手を抜かず指導していきます。
さぁ、剣道楽しみましょう。