進化キボンヌ
さぁ、始まりました。強化稽古です。去年はここが分岐点でした。余裕をかましていたら、まさかまさかの娘の剣道人生の最大のピンチになろうとは・・・。
何とか乗り越えれたことは未だに忘れもしません。そういや、この時に出来たライバルがT君ですね。それが今は一緒に稽古をしているという・・・。何があるか分かりませんね。
さて初日ですが・・・上位3人が同率一位。何とか娘もその中に入れました。
とにかくこの強化稽古前の市の合同稽古で、「避けたらダメ」という縛りを科せて避ける暇があったら打って行け!と指示を出し、ほとんど負ける。という結果でした。
これは打てる足が出来ていないということを知って欲しかったんですよね。
メンタルズタボロで強化稽古に挑み私に「今日はいつも通りにやっていい?」と聞いてきたので「いいよ」と答えると、本人の気持ちも楽になり、また、輪をかけて去年の県代表メンバーとの再会もあり見る見るうちにメンタル回復!
試合内容は良くはなく、修正点も多々ありますがなんとか同率1位でした。
まあ、試合内容に満足していないのは私だけではなく本人が一番気にしています。修正しながら直しながらこの強化稽古が過ぎていくのが理想です。正直あまり結果は気にしていません。これ本音です。負けまくってBチームになってもいいかなと思っています。本人はAチームになりたいようですが・・・。
「負ける」って強くなるうえで絶対に大事です。特に高学年の頃。
負けて知ることが多いし、勝つと振り返らないんですよ。負けると悔しくて考える。勝つと喜んで思い出になる。
試合でダメなところって、絶対にあるんですが負けるとそこを探して修正しようとします。勝つとダメなところに焦点がいかないんですよ。なので修正箇所がないがしろになりやすいです。
今、私の県で6年生で強い子って、負けてきた子がほとんどです。ずっと勝ってきて強い子もいますが、そういう子はオフィシャルな試合以外で負けまくっています。
今まで順調に勝ってきた子って6年生になると伸びていないんです。俗にいう4年5年生の頃は強かったのになぁ~です。
負ける経験。これを娘にプレゼントしたくて「避けない縛り」をしました。案の定負けます。面の奥で泣いている娘を久しぶりに見ました。
この涙がある限り、前に進めます。
出来る限り負けを少なく、強くなりたいなら人一倍泣いてください。「負けて」ではなく「稽古」で泣いてください。K先生の稽古で毎回泣く娘。もっともっと泣いてください。K先生も私も今の娘の剣道を直そうと必死です。
くの字面、頭が突っ込む、打てる足が出来ていない、腹の力が抜ける、左手が抜ける
もう、最悪です。
この難関に立ち向かいましょう。泣きながら必死に喰らいついてこそ得られるものはあります。
必ず、早いうちに進化しましょうね。ちゃんと付き合います。
さぁ、剣道楽しみましょう。