幸か不幸か
もう11月が終わりますね。早かったっすね~。何だか娘の剣道に悩んでいたせいのあり、ひたすら改善策を模索していた気がします。
さぁ、もうすぐ12月です。幸か不幸か全国が無くなり、ひたすら自力を付ける時間があります。去年は12月・1月と練成会三昧でした。県代表として動き回る時期でしたが今年は楽しく年末年始が過ごせそうです。
去年の経験から全国大会に出れていた場合のメリットデメリットがあります。
いい事しかないだろ!!と思っていたんですが・・・・実はそうじゃない部分もあります。
「メリット」の部分は県代表選手になり、全国大会に向けて強い先輩たちと練成会や稽古に励むことが出来る。たくさん試合ができる。なにより経験値ですね。
今でも去年の代表チームのメンバーとはSNSで繋がっているようです。
剣道において素晴らしい経験が出来る。
「デメリット」の部分なんてないんじゃないかと思うんですが・・・。
実はここが深刻でK先生もここを危惧しています。
それは剣道が崩れる。
どうしても勝ち優先になってしまうんですよね。崩れてでも打つ。フェイントを多用し色々な技を覚える。「打ち切る」ことから「当てる」意識に変わる。
上級生の剣道を真似る(良いところではなく、悪いところ)
試合慣れしてきて「抜く」ことを覚えた。
・・・などなど。
結構あるんですよね。
K先生もお酒が入るといつも言います。
「代表選手になって強化稽古や練成会に行くたびに崩れて帰ってきてた」
私はと言うと・・・正直あの時の記憶ってないんですよ。もぅ必死に動き回っていましたし、稽古会に行くと防具を付けて一緒に稽古していましたし、練成会に行くとほとんど審判をしていました。ゆっくり剣道を見る事は出来なかったんですよ。
まぁ、でも成績自体は悪くはなかったので何も言わず見守っていました。
H父ちゃんがそのころに「娘ちゃん、なんか剣風変わった?」と言ってきたのはこういう事だったんですね。気づきませんでした。良くなっていると思っていました。
やはりまだまだK先生の指導を徹底的にやり込む必要があります。
だって初心者の頃から今の今まで、この先も見てくれている唯一の先生です。
変化や進化、退化全てを見てきてくれています。
12月はイベント行事が多くありますが楽しむところは楽しんで、やる時はしっかりやりましょう。K道場でしっかり自力を付けましょう。
試合慣れも大事ですが、まずは自分の剣道が出来る。打ちたい時にしっかり打っていける。ここがなければ話になりません。
さぁ、今はレベ上げ時期です。地味な作業でしんどいですが、ひたすら経験値を溜めていきましょう。
全国に出れないことを前向きに捉えて、今のうちにしないといけない事をしっかりして、この先やっていく事にチャレンジしていきましょう。
今、最も深刻なのがH弟です。
明らかにやる気が見られない。剣道がヘタになっている。上達していない。
この原因は環境です。彼が必死に稽古できる環境は特訓稽古の周1回だけです。それ以外の4回の稽古は気持ちが抜けた意味のない稽古をただやっているだけです。
本当にやばいですよ!彼にもコンコンと伝えました。涙目で話を聞いていましたが、どこまで伝わったでしょうか?
当初やる気のある子を教えたい!で始めた特訓稽古。まさかのやる気が伝わってこない状況に・・・。
娘とB君は着実に実力がついてきています。緩やかではありますが上達していますし、課題にしっかり取り組めています。なにより、やる気があります。
今まで3人でやってきたこの特訓稽古。
明らかにH弟だけ取り残されています。娘やB君にあって、H弟に無いもの
それは「やる気」です。スポ少大会で負けて燃え尽きたのか?強くなることを諦めたのか?自分だけ強化選手になれなかった疎外感?今の状態(普通よりちょっと強い)で満足したのか?
どうしたものでしょう?H弟を見捨てるのか?
やる気を起こさすといっても起こさせたやる気では意味がありません。自分から本気でやる気に火を付けないとダメです。
悩ましい問題です。結局は彼次第です。どうなっていくのか。
彼自身がどんな答えを出すのか?その答えはいつ出るのか?わたしはどのくらい待てばいいのか?・・・・・実に悩ましい・・・。
さぁ、剣道楽しみましょう。