シュプレヒコール
不思議なことや疑問なこと、またちょっとこれは問題かな?どうだろうというグレーゾーン、私は違うと思うが他の人はどう捉えるだろう?と言うようなことを口に出すと嫌われるんですよね。だから今までスルーしてきたのも事実。
悪しき伝統のほとんどの原因がここだと思う。
剣道でも社会でも・・・。けどいま、社会は変わり始めている・・・。
個人の絶対的な意思がパワーを持つようになってきている。剣道界ではどうだろう?
まだまだである・・・。組織や団に所属しているとなおさら・・・。
小さな田舎町のスポ少でさえ声を上げたら叩かれる。叩かれたらもう言えない。
この感情をため込んだまま、こういうものだと自己錯覚を起こす。そして時間が経過し普通になってしまう。こんなことが当たり前になっているいま、私だけでも声を上げようと小さな団で奮闘しており、見事なまでの嫌われ者である。
めんどくさいやつ、小難しいやつだと思われている。
それでいいし、そう思っていて欲しい。いずれ「そうっすよね!これおかしいですよね?」と思ってくれる人が現れる。
なんでもかんでも声を上げているわけではない。基本は子どもが主役という大前提の元、判断している。
そして今回も声を高らかに挙げた。
指導者の体当たりでH弟が推定2Mほど吹っ飛んだ。
倒れるとか、バランスを崩してこけるとかではなく、そのまま後ろに吹っ飛んだ。
ここで疑問が沸いた。
・H弟は三日後試合に出るのに怪我でもしたらどうするんだろう?
・H弟以外の2人の子とは明らかに違う力での体当たりの意図は?
・力加減の認識はあっていたのか?そこまで力を入れて体当たる意図は?
吹っ飛んだ彼に「大丈夫?」と言って起こしに行ったが、私は腑に落ちなかった。
すぐさま彼の元へ行き、頭部を打っていないか?どう飛ばされてどこを打ったのか?
稽古に戻れるのか?などを確認しに行った。
そして、何事もなかったかのように稽古が終わり、帰りに指導者が再度謝っていた。
そしてその後に私は指導者グループにラインを送った。
「今日の稽古の体当たりですが問題なかったでしょうか?」
そこには「団長先生は悪くない。」だの「倒そうと思ってやっていない」だの
「今後は指導者が気を付けて指導に当たればいい」だの・・・。
大人の目線での話・・・。その意見の中の子どものこと考えた発言ありますか?
そもそも「倒そうと思ってやっていない」って当り前です。そんな発想になること自体がおかしい。
つまるところ、子ども主体じゃないんですよ。指導者がドンドン盛り上がって、子ども達が付いて行ってない。ここが間違っているんです。ここを毎回指摘するのですが・・・。
こんな感じで、今回も嫌われますわな。
それでも、声を上げて行きたい!別に変らなくてもいいし、悪しき伝統のまま進んでいっても仕方ないと思っているが、?って思ったことに声を上げる事はせめて出来るようにしておきたい。
おかしいことが何となく続いている、それが普通になっていく錯覚。
とても危険で警笛を鳴らしていきたい。
剣道人口減少の原因・・・こういったことも多少含まれていると思う。
さぁ、3月ももうすぐで終わり、新学期が始まります。剣道では高学年になる娘とH弟。
娘は今までやってきた事を爆発させる時期です。
H弟は我武者羅にやる時期です。
4月5月はとても忙しいですよ。試合に練成会と県外も飛び回ります。今まではコロナで行けなかった試合も今年度は開催されます。この一年、どん欲に狙っていこう。
そして、しっかり土台も作りつつ、試合で勝てるように、この2つを並行してやっていきます。
さぁ、剣道楽しみましょう。