おもしろ剣道Tシャツ

写真と動画じゃあ足りなくて記憶も曖昧になりそうでじゃあいっそのこと文字で残すのもいいかなと。ただ活字の羅列も見るに耐えるし・・・で、じゃあ全部網羅する術はブログかなと思い始めました。ですが、結局文字の羅列になってしまったようです。この度記録していくのは剣道です。親子で頑張っています。同じ境遇の人、剣道経験者どなたでも結構ですので暇つぶし程度に閲覧ください。剣道って正解あるようでないじゃないですか?指導にしても剣道スタイルにしても・・・まあこのブログで何問かの剣道の「正解」が出せたらいいかなと思います。

協調性は妥協の連続

剣道観ってありますよね。きっとそれは人それぞれだと思うんです。

わが団も8名の指導者がいますが、8人ともきっと剣道観が違うはずです。そこをすり合わせて協調性を保つわけなんですが・・・。

 

試合をたくさんして、練成会にバンバン行くと強くなる。

 

この考え方が根強くあります。わが団も同じです。とにかく練成会や出稽古には参加する。試合があればとにかくエントリーする。試合経験をたくさん積んで強くなるという考え方です。

決して悪くはないし、間違っていないと思います。

 

ただ、私の剣道観とは少し違っており、乖離が生じます。

 

私は正しい剣道、綺麗な剣道が最優先です。その上で勝っていけたらいいよね。というスタンスなのでまずは、基礎基本をみっちりやって欲しいんです。

土台がなく試合などをドンドンしていくと小学生は必ず崩れます。悪い癖が付きやすいです。そこで「修正」という作業をして欲しいんですよね。

 

試合などで崩れた打ち、当てるだけの打ちを稽古の時にしっかり打ち切るという形に戻してあげる。崩れたまま稽古をすると基本には戻れません。

 

確かに今のわが団の低学年は強いです。試合では勝ちます。試合の仕方がうまいですし、上手に当てます。今はそれでいいですが・・・。

・・・・高学年になって大丈夫ですか?もっと言うとこの先このままで大丈夫ですか?

私の経験上、勝てなくなります。高学年からの成長条件は「どれだけ基本に時間を費やしたか」です。

 

わが団は毎週と言っていいほど週末はどこかへ出稽古か練成会に行きます。うちの娘は不参加にしています。この5月は試合練成会が続き、形が崩れている状態です。修正の必要がある為、きっちり治す作業が必要です。それを崩れた状態でさらに練成会で試合をバンバンさすと崩れた打ちになります。なので今月は修正月間と題し、基本的なことを再度やっていきます。

上から乗って攻める。中心を攻めて打つ。攻め勝つ。左足の作り。左手。姿勢。

ここを今一度修正していきます。

 

別にわが団のやり方を否定はしませんが、少し心配になります。変剣一直線ですが大丈夫でしょうか?修正できるんでしょうか?いや、しないんでしょうか?負けた出した時にどうするんでしょうか?そんな心配を伝えるときっと協調性を乱したと総スカン喰らうんでしょうね。まぁ、言いませんけど。だってどうでもいいですから。好きにしてくれたらいいと思います。

 

ただ心配なのはH弟です。律儀に団の行事には参加します。その為いま、試合に勝っているけど形は崩れています。悪い癖が出始めています。自分から打てない、剣先が必要以上に動く、足幅が大きく左足固定が出来ていない。

このままでいくと、きっと勝てなくなります。

それでも律儀に出稽古練成会に参加する。で、崩れて戻ってきたH弟を修正しない。修正するのは私です。特訓稽古のときに修正するのですが、足りない。

本音はH弟には団の行事に参加してほしくないんですが・・・、そこまで介入できませんので仕方ありません。

 

 

私は普段の稽古のお披露目の場が試合や練成会だと思っているので、そこの認識の違いがあるんですね。いわゆる剣道観ですね。

試合や練成会をたくさんして、試合に勝ちたい。でも、正しい剣道もしたい。

じゃあそうなるようなことしていますか?出来ますか?指導力ありますか?

という事です。

結局出稽古や練成会って指導者楽なんですよ。やっている風になりますから。まして自分はふんぞり返って、ひたすら注意するだけで指導した気持ちになるんですから。

 

そうではなくしっかりその子供に寄り添って、よりコアな部分で将来的なことも視野に入れながら、正しい剣道を教えていきたいです。そして勝ちたいと願うならそのサポートをしてあげれたらいいんじゃないでしょうか。

 

剣道観の擦り合わせって「妥協」ですよね。

 

 

さぁ、剣道楽しみましょう。