味方につける
今回の緊急事態で5月いっぱいも自粛になりそうですね。というと2月末から6月頭まで約100日剣道から離れる事態です。
私の予想では剣道を辞める子が出てきて、残った子も明確に二分化されると思います。
上達する子としない子
まず辞める子は意欲低下からの剣道離れです。なんとなく出てきそうな感じがします。
剣道熱が冷めて、冷めた状態が続いてしまう。
初心者や低学年などに起こりそうですね。
そして上達する子はこの状況をプラスに変換できる子です。剣道が出来る有難さや周りへの感謝、強い意志をもって稽古に取り組めます。こういう子は上達が早いです。感謝の念を持っている子は対人競技の置いて抜き出ます。相手を思いやることは剣道の駆け引きにおいてとても有効です。
最後に上達しない子はこの状況をマイナスに捉える子です。無条件で言い訳が成立してしますんですよね。「コロナのせいで・・・」この言い訳が常套句になる。
あきらめムードが出てしまうんですよね。負けると「コロナのせいで練習できなかったから・・・」そうなると稽古にも影響がでます。「どうせ・・・」的な感じです。
だからこそ自粛の期間は大事なんです。
自粛の期間に「私はこれだけやった!」「僕はこれをした!」というのが実際に「技術」が身につかなくても「自信」というものが身に付きます。
素振りを合計10000本した!実際には腕の力だけついているかも・・・下半身はどうか?正しい素振りだったのか?悪い癖がついたんじゃないだろうか?
そんなことより「やること」に意味があります。やれば何かが変わってきます!これが大事なんです。これが自信に繋がるんですよね。
自信がつけば稽古再開の時もすんなり入れる。良いスタートが切れ、練習ができる喜びをかみしめることが出来やすい。引いては上達する子に分けられるんです。
SNSなどで少年剣士が「チャレンジリレー」をやってますが、わたしはこの子たちはきっと「上達する子」に分けられるんじゃないかと思います。ある道場では1人が跳躍素振りをし、3人を指名して指名された3人は跳躍素振りをし、2人を指名するチャレンジリレーをしていましたが・・・なんだか微笑ましいんですよね。楽しそうなんです。ある生徒は友達のお父さんを指名していました。そのお父さんのぎこちない跳躍素振りをみんなが一斉に注意したり、「ここが出来ていない」と指導したりと笑顔スタンプが絶えません。チームワークがより強固なものになる良いきっかけです。
今の最悪な状況で自分が「剣道」から離れるんじゃなくて、剣道が「自分」から離れないようにすることが大事ですよね。こういう子たちには「剣道」はいつまでも近くにいます。
さぁ「再開」を待ちわびるのでなく、向こうから来るのを歓迎しましょう。大丈夫「剣道」は頑張ってる剣士たちから離れません!
さぁ、剣道楽しみましょう。